わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

上手になる方法(テーマを決める)

2008-04-17 18:09:48 | 陶芸が上手になる方法
 陶芸は、粘土採取~窯焚き、窯出しまで(陶芸教室等では、一般的に粘土~釉薬

掛けまで)一人で作業する事が、多いものです。

 それ故、どんな作品に仕上がるかは、当人の意思が強く反映されます。

  (実際には、窯から出してみて、初めて作品の良し悪しが解かるのですが)

では 本題に入ります。

 1)どんな作品を作るかを決める(テーマを決める)方法。

   ご自分で作るテーマを持っている方は、困らない問題ですが、ある程度

  長く陶芸をされている方は、いつも頭を悩ませる問題です。

   (一通りの作品は作った事がある為)

    尚 ここで言う「テーマ」とは、大きい永続性のある「テーマ」は勿論

      一回毎の、作陶の「テーマ」と言う事です。

   「テーマ」の見つけ方(探し方)

 イ) 自分で使いたい物、人から頼まれた物、人にプレゼントする物。

   (場合によっては、販売を目的にした物等)

   この場合は、比較的「テーマ」が 決まり易いです。

 ロ) 本、書籍等(陶芸の本とは限らず、生け花の本から花器を、料理の本から

   食器を、生活用品の宣伝の写真から置物を等など)を参考にして「テーマ」

   のヒントを得る。

 ニ) 陶芸の展示会、デパート、美術館など、他の人が作た物を参考にする。

   (ウインドショッピングもお勧めです)

 ホ) テレビの料理番組(旅番組の旅館の料理シーンなど)に出てくる食器類を

   ヒントに「テーマ」を見つけたり、テレビの背景に在る置物などに注意する

   等、色々参考になる物も多いです。

 ヘ) その他 陶芸とは全然関係ない物(動物,花壇、公園やいつもの散歩道に

    在る、見慣れた物等)にもヒントになる物があります。

 ト) 勿論 以前作った物を、形、大きさ、色などを変えて作る事も出来ます。


 等などその気になって、見ると今まで気が付かない物が、見えてきます。

  実用的な物ばかりでは無く、遊び心を持って、自由な発想で考え、

 見てください。いつも見ているものも、意外と「ヒント」になります。

  (反対側から見る、上下逆さにして見る、横にして見る、大きくして見る、

   小さくして見る、丸を角にして見る、など見方を変えてみる事が、新たな

   発見に繋がり「ヒント」になります)



コメント
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