わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

電動ろくろ(底削り7,高台外側を削る)

2009-11-06 22:39:54 | 電動ロクロ入門
「底削り」の話を、続けます。

3)  底削り
  
 ③  底を削る

  d) 針で描いた円まで、削ります。

     「削りカス」が、細い帯状になって、「カンナ」から離れて行く状態が、理想的な乾燥具合です。

     「カンナ」の刃に「くっ付く」のは、乾燥が甘く、「カス」が細かくなり、切れたり、

     粉になる場合は、乾燥し過ぎです。(「カンナ」が「キーキー」音を発するのも、乾燥し過ぎです)

   ・ 甘い場合は、時間を置いてから、作業するか、「ドライヤー」で、短時間(1~3分)

     乾燥させます。(ドライヤーは、表面だけが乾き、内部までは、中々乾燥しませんので、

     「削っては、乾かし」を、繰り返します。)

   ・ 乾燥し過ぎの場合には、濡れた「スポンジ」で、表面を拭きながら、作業するか、

     濡れた布を掛けて、しばらく放置した後で、削ります。

   ・ 削ると作品は、径が段々細く成ります。形も刻々変化しますので、全体の形を見て、

     何処まで削るかを、判断して下さい。

   ・ 底削りは、作品の外側全体を、削る訳ではありませんので、削った所と削らない境が、出来ます。

     その境目が目立つ場合は、削りで「ぼかし」を入れて、目立たない様に、します。

     「ぼかし」は、「カンナ」を片手で持ち、軽く境目付近を削ります。

     即ち、ある程度、相手の形に合わせて、削る行為です。

   e) 「碁笥底高台」の場合は、ここで、外側の削り作業は、終わりに成りますが、

     「輪高台」の場合には、「輪」を削り出します。

     針で描いた円の、外側を、段を付けて削ります。(円は削り取らずに、残して置いて下さい。)

   ・ 段差を少しずつ、大きくして行きますが、段差を大きくしたら、その下(腰の部分)も同時に、

     削ります。段差のみを大きく削ると、穴が開く恐れが有ります。

   ・ 描いた円が大きいと、腰の形が、角張り易く、且つ、高台が、やや高めになり、

     小さいと、丸く成り易く、高台が、やや低めに成ります。

     (理由は、底の内側の形状が、中央が低く、端に行く程、肉厚になる傾向が有る為です。)

   ・ 高台の高さは、施釉の際、ここが安心して、持てる高さ以上にします。
    
   ・ 削る際、どの位肉が残っているか、不安です。特に初心者の方は、削り足りない方が、

     ほとんどです。その為、作品が重たく成ります。

     肉厚を直接測る事は、出来ませんので(作品が伏せて有る為)、音で判断します。

     即ち、作品を指で弾き、その音が低い場合には、まだ削れます。削るに従い、音は高く成ります。

     しかし、慣れない内は、どの音が限界の音なのか、判断できません。

     指導者に聞いてもらいながら、練習を重ね、会得してください。

     尚、面倒な事は、弾く位置(底、腰、胴の部分など)によって、音色が違う事です。

     これも、何度も音を聞き、ご自分で判断出来る様に、して下さい。

   
 以下次回に続きます。

  電動ろくろ入門 底削り  

     
コメント
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