引き続き、「底削り」の話を、進めます。
3) 底削り
③ 底を削る
f) 高台内側を削り出す
高台の幅が8~10mm程度に成る様に、内側に円を描くます。
この円を消さない(削り取らない)様に、底を削ります。
轆轤の回転はやや速くし、一度に深く削らず、少しずつ削り、削る回数を多くして削ると、
安全です。
(高台の幅は、仕上げで、調節いたします。描いた円も同様に、仕上げで、削り取ります。)
・ 高台外側を削る様に、作品の底中央に指を置く事は、出来ません。この指は、作品の外側を、
軽く押せ、両手の親指を、繋げて削ります。
・ 「削りカス」が出ないのに、高台内側が、掘り込める場合が有ります。
これは、掘れたのでは無く、「カンナ」で下に押し付けた為に、出来た凹みで、底の内側が、
出っ張っているはずです。乾燥が甘い場合に、多いですので、注意してください。
・ 掘り込む、底の深さは最低でも、釉が掛けられる位(最低でも1.5mm以上)の、深さにします。
・ 抹茶々碗に多い形ですが、底の中央を、凸状に削り出す、「兜巾=ときん」高台が有ります。
その際、凸が高台の高さ以上になると、「独楽=こま」の様に、くるくる回転しますので、
必ず、低くします。
・ 「三日月高台」の場合には、内側を削り出す前に、作品を、中心より、わずかにずらして、
轆轤上に据え、削ります。
g) 仕上げ削り
内、外の底削りが、一通り終えたら、仕上げに掛かります。
・ 高台外側の側面を、綺麗な円に削り、高台から高台脇に掛けて、削り傷や、凹凸が有れば、
綺麗に、削り取ります。
・ 同様に高台内側の側面も、綺麗な円に削り、更に高台の下面(糸尻)を、平らに削ります。
・ この時、描いた円は削りとります。又、高台の幅も削り、調整します。
・ 高台の角を、削りとります。(外側は少なめ、内側は大目に削ります。)
・ 「切り高台」「割り高台」の場合は、この段階で、加工します。
h) その他
・ 「カンナ」は削る為の道具ですが、「刃物」ですので、時々研(と)いで、切れる状態にします。
(使い続けると、「刃」が丸まり、切れが悪くなります。)
又、削る際には、「刃」を立て、一番削り易い、角度を見つけてください。
以上で、底削りの話を、終わります。
電動ろくろ入門 底削り
3) 底削り
③ 底を削る
f) 高台内側を削り出す
高台の幅が8~10mm程度に成る様に、内側に円を描くます。
この円を消さない(削り取らない)様に、底を削ります。
轆轤の回転はやや速くし、一度に深く削らず、少しずつ削り、削る回数を多くして削ると、
安全です。
(高台の幅は、仕上げで、調節いたします。描いた円も同様に、仕上げで、削り取ります。)
・ 高台外側を削る様に、作品の底中央に指を置く事は、出来ません。この指は、作品の外側を、
軽く押せ、両手の親指を、繋げて削ります。
・ 「削りカス」が出ないのに、高台内側が、掘り込める場合が有ります。
これは、掘れたのでは無く、「カンナ」で下に押し付けた為に、出来た凹みで、底の内側が、
出っ張っているはずです。乾燥が甘い場合に、多いですので、注意してください。
・ 掘り込む、底の深さは最低でも、釉が掛けられる位(最低でも1.5mm以上)の、深さにします。
・ 抹茶々碗に多い形ですが、底の中央を、凸状に削り出す、「兜巾=ときん」高台が有ります。
その際、凸が高台の高さ以上になると、「独楽=こま」の様に、くるくる回転しますので、
必ず、低くします。
・ 「三日月高台」の場合には、内側を削り出す前に、作品を、中心より、わずかにずらして、
轆轤上に据え、削ります。
g) 仕上げ削り
内、外の底削りが、一通り終えたら、仕上げに掛かります。
・ 高台外側の側面を、綺麗な円に削り、高台から高台脇に掛けて、削り傷や、凹凸が有れば、
綺麗に、削り取ります。
・ 同様に高台内側の側面も、綺麗な円に削り、更に高台の下面(糸尻)を、平らに削ります。
・ この時、描いた円は削りとります。又、高台の幅も削り、調整します。
・ 高台の角を、削りとります。(外側は少なめ、内側は大目に削ります。)
・ 「切り高台」「割り高台」の場合は、この段階で、加工します。
h) その他
・ 「カンナ」は削る為の道具ですが、「刃物」ですので、時々研(と)いで、切れる状態にします。
(使い続けると、「刃」が丸まり、切れが悪くなります。)
又、削る際には、「刃」を立て、一番削り易い、角度を見つけてください。
以上で、底削りの話を、終わります。
電動ろくろ入門 底削り