愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

松平城山(じょうやま)城址(1) 豊田市

2017年01月03日 16時55分48秒 | 豊田市
松平信光の八男 松平光親が在城
年末ではありましたが、松平の城山城址を見学しました。
城山城は、別名大田(だいた)城とも言います。場所が分からなくて、地域の人に尋ねたところ、「大田城のことかね。」と言われましたので、地元では大田城というのがポピュラーなのかも知れません。「日本城郭大系9」では、大田城で紹介されていました。「松平光親在城。標高234m。現在山林」とのことです。松平光親は、松平氏宗家第3代信光の第8子で、能見松平氏の祖だそうです。


したがって、この近くには松平氏ゆかりの松平城(松平親氏の城)、大給城(松平乗元の城)があります。


松平氏ゆかりの城の位置関係(地理院地図を元に作成)

ただし、「愛知の山城ベスト50」では標高254mとなっていました。234mは、お城の北東にある山の標高でした。また、「松平町誌」に太田道灌が築いたとあるが、伝承に過ぎないとコメントしていました。

せめて入り口の案内板を
さて、ここは、一度挑戦して入り口が分からなかったところです。地元の人も、「入り口が分かりにくいから」と言っているくらいで。1回目は残念ながら、迷って終わってしまいました。

ネットのお城めぐりサイトで「豊田市の指定史跡なのに標識がなく不親切」との指摘がありましたが、その通りだと思いました。

そこで、いろいろと調べてやっと入口が分かりました。まず車を停めるところは「歌石大駐車場」です。この駐車場に大きな看板があり、城山城への道が書いてありますが、これでは、ちょっと行けません。

歌石大駐車場にあった看板。城山城址に行くには「そのまんま公園」を通り過ぎていくことになっていますが、実際は道をそれて行きます。


駐車場の横の道を登りますが、すぐに階段状の山道が左手にありますので、それを登ります。

さらに分岐が続きます。


すぐに道が二つに分かれます。階段状の道を行くと「そのまんま公園」に行きます。左に細い道があり、その道に入ると、城山城にたどり着くことができます。ただし、猪除けの電線が走っていますので、これを跨いでいかなければなりません。(1回目は、猪除けを見て、これは違うと思ってしまったので、たどり着けませんでした。)
せめて、「登城口」の看板ぐらいは設置してほしいと切に思いました。