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誤審

2006年03月15日 | スポーツ
WBC対アメリカ戦の「誤審」が問題になってます。

今回の件は、その「場面」を観てないんで、コメントは差し控えるとして、
国内外の情報を総合すると、「誤審」と言うことらしい。
でも、今回に限らずスポーツに「誤審」はつきモンです。

どんなスポーツを観ていても「?」って思う判定はある。

「えぇ~?! 今のはセーフやろ!!」

って突っ込みいれまくり、怒りまくりの場面に遭遇することもしばしば。
VTRで何度も見直し、丁寧にスロー再生。そしてストップモーションまで
駆使して、審判のミスを指摘。
翌日の新聞には「決定的」場面がデカデカと載ってる。

「やっぱセーフやん!」

ただつくづく思うんですけど、審判てしんどい職業です。
上手くいくと言うか、何事もなくて当り前。
ミスがこれだけ目立つ職業もありません。
審判はプレーの「一瞬」を判定するわけですから。

「誤審」とは違うけど、日常生活でも「後だしジャンケン」のような
後から言えばいい方法も思いつくでしょうよぉ!なんて事がある。

「こうすれば上手くいく!」
自信もって選択した事が上手く行かなかった時、

「アホやなぁ~、そんなんせんと、こうやっとけば上手く行くのにぃ!」

って言われる事。そりゃ、人が失敗した後なら何とでも言えますよ!まったく!
上手くいかなかった原因を探して、僕の意見に「上書き」すればいいんだから。
審判にしても、自分が下した「一瞬」の判断を、何度もVTRで確認されて
「間違ってますね」なんて言われたら、きっと思ってるはず。

「俺だって、その“VTR”見たら、セーフっていうよ!」って。

スローを色んな角度から再生してるけど、いつも思うのは
ひとつ足りないんですよ。
それは、「審判目線」の映像がないこと。
審判はプレーの一番近い所でジャッジを下してるって言っても、
「死角」もありますから。
スロー再生は一番見やすい角度を探して放送してるんですから。
審判の目にはそのプレーはどう映っていたかなんて映像は見た事がありません。

クロスプレーなんて、本当に「一瞬」だ。
サッカーのシュミレーションにしても、素人ならスロー再生でわかるほどの
高度な技を持つ選手だっているし。

あきらかな「ミス」は審判の責任だとしても、
そのミスも含めたのが「スポーツ」なんじゃないの?
スポーツによっては、写真判定なんて導入してるど、
すべての競技に当てはめると、なんか「監視」されてるようで。

それと、実況アナウンサーも「これはミスですね!」って突っ込むなら、
一試合ぐらい「言い間違い」をしないでほしい。

「松坂振りかぶって第3球を投げましたぁ!」
「打ったぁ!打球は一・二塁間、セカンド飛びついたが捕れない!」

「松中、レフト前ヒットぉぉぉぉぉ!」
「えぇぇぇぇ!!!!」

ラジオ聞いてて、
「どっちなん? ほんまに“レフト前?”ほんまは“ライト前?”って迷う。

ただ、「誤審」も自分達に不利な時は騒ぐけど、有利に働いた時は
だまってます。クロスプレーでセーフの判定を受けたランナーが

「いえ、今のはアウトです!」

って申請したりしませんから。