「ちょっと時間ありますか?」いつもの誘い文句である。
ユキちゃんから久々に「お誘い」の電話があった。
以前は頻繁にメールで調整なんかしたりして、飲みに行ってたが、
彼が携帯を買い替えた時に、アドレスを聞きそびれて以来、
電話だけの連絡網になっている。
「旅行行きましょうか?」
最近のユキちゃんは、一緒になるといつもこう切り出してくる。
旅行って言っても神戸や大阪へ、いわゆる○っ○○やりに行きましょか?
って事なんだ。その後、美味しいモンでも食べて一泊。そして翌朝には
もう○っ○つって事だ。(金とスタミナがあれば何発でもいいけど)
「馬鹿でか?」
「ええ!」
僕達は数人で、「馬鹿会」なるモノを作っている。
ここで少し成り立ちを書いておこう。
地元の消防団に入っていた時、一年に一度、旅行がある。
消防団の旅行は、それはもう楽しい行事の一つだ。
ちょうど「リオのカーニバル」のように、一年間積み立てなんかして
派手に遊ぶ事を目的に参加するお祭りのような旅行だ。
当時で、20人ぐらい団員がいただろうか?それがその年に限って、
参加者が6名しかいなかった。行き先は九州・博多。
実はこの年の旅行は、人数が揃わないとう言うことで、一回延期に
なっていたのだ。
「今年は淋しい旅行やな!」
一人がボソッとこぼす。
しかし、そのたった「6名」の参加者は誰もが兵揃い。
毎年宴会では中心になってバカをやるヤツらだった。
「そやけど、このメンツがおったら大丈夫やろ!」
「そやな。」
「せやけど、延期になったし、忙しい時に二つ返事で参加するんやろ!
ほんま好きやな。いや、ホンマ“馬鹿”の集まりみたいなもんや!」
こうして「馬鹿会」は発足したわけだ。
今では年に3回は必ず飲み会を開催する。メンバーは10名に増え、
幹事を一人ずつ担当する事になっている。もうすぐ二巡目だ。
で、ユキちゃんの発言。飲み会だけでは飽き足らず、「旅行」を
計画するのである。
しかし、全てのメンバーが消防団を退団したいま、「仲良し」グループと
して「旅行」に急く事は、難しい事なのである。
「嫁はんに何て言おうかな?」とか、
「行程表は、二種類作ってよ!“嫁はん用”に!」とか。
いまだ実現していない「旅行」だが、一度はあのメンツで行ってみたい。
馬鹿会発祥の地「博多」へ。
ユキちゃんから久々に「お誘い」の電話があった。
以前は頻繁にメールで調整なんかしたりして、飲みに行ってたが、
彼が携帯を買い替えた時に、アドレスを聞きそびれて以来、
電話だけの連絡網になっている。
「旅行行きましょうか?」
最近のユキちゃんは、一緒になるといつもこう切り出してくる。
旅行って言っても神戸や大阪へ、いわゆる○っ○○やりに行きましょか?
って事なんだ。その後、美味しいモンでも食べて一泊。そして翌朝には
もう○っ○つって事だ。(金とスタミナがあれば何発でもいいけど)
「馬鹿でか?」
「ええ!」
僕達は数人で、「馬鹿会」なるモノを作っている。
ここで少し成り立ちを書いておこう。
地元の消防団に入っていた時、一年に一度、旅行がある。
消防団の旅行は、それはもう楽しい行事の一つだ。
ちょうど「リオのカーニバル」のように、一年間積み立てなんかして
派手に遊ぶ事を目的に参加するお祭りのような旅行だ。
当時で、20人ぐらい団員がいただろうか?それがその年に限って、
参加者が6名しかいなかった。行き先は九州・博多。
実はこの年の旅行は、人数が揃わないとう言うことで、一回延期に
なっていたのだ。
「今年は淋しい旅行やな!」
一人がボソッとこぼす。
しかし、そのたった「6名」の参加者は誰もが兵揃い。
毎年宴会では中心になってバカをやるヤツらだった。
「そやけど、このメンツがおったら大丈夫やろ!」
「そやな。」
「せやけど、延期になったし、忙しい時に二つ返事で参加するんやろ!
ほんま好きやな。いや、ホンマ“馬鹿”の集まりみたいなもんや!」
こうして「馬鹿会」は発足したわけだ。
今では年に3回は必ず飲み会を開催する。メンバーは10名に増え、
幹事を一人ずつ担当する事になっている。もうすぐ二巡目だ。
で、ユキちゃんの発言。飲み会だけでは飽き足らず、「旅行」を
計画するのである。
しかし、全てのメンバーが消防団を退団したいま、「仲良し」グループと
して「旅行」に急く事は、難しい事なのである。
「嫁はんに何て言おうかな?」とか、
「行程表は、二種類作ってよ!“嫁はん用”に!」とか。
いまだ実現していない「旅行」だが、一度はあのメンツで行ってみたい。
馬鹿会発祥の地「博多」へ。