最近テレビを見ていると、やけに気になる言葉がある。
番組に外タレやアイドルがゲストにやってくると、司会者が必ず
「顔、小っちぇ~!」
って誉める。
スタイルの良さも誉めると同時に、「かわいいぃ!」って表現方法なのだ。
しかし、この言葉を誰もが気にする訳ではない。
では、なぜ僕はこの言葉が気になるのか?
それは僕の頭が「デカイ」からである。
幼い頃からデカかったこの「頭」は僕の数ある悩みの中でもトップクラス。
どれくらい「デカイ」かと言う事を説明するのに身近な知り合いに
登場してもらおう。
その人はみんなにハットリと呼ばれている。
何故そう呼ばれるのか。それは彼の名前がハットリだからである。
そんな事はさておき、このハットリ君と飲み屋でばったり出会う事がある。
僕は僕で楽しくお酒を頂いている時に、彼はじっと僕の方を見つめている。
「?! 何か??」
野球部の後輩でもある彼にやさしい笑顔で問い掛ける。
「いや~ 何時見ても“デカイ”ですねぇ」
彼はグラスを片手に、僕の頭を肴に酒を飲む。
僕の頭はそれほどデカイのである。
保育園の時のお遊戯会。トラに扮装して踊る事になった。
黄色のTシャツに黄色のストッキング。頭には保母さんが作ってくれた
トラのお面をかぶる。
しかし、どうしても僕の頭には入らない。何度も作り直してくれるが、
やっぱり入らない。
「久太郎ちゃん、頭大きすぎるわぁ!」周りの保母さん達も大爆笑!
幼い心はもうボロボロ。
小学生の時は、みんなと同じようにプロ野球の帽子が欲しいと思った。
当時はまだ「阪神」か「巨人」の帽子しか売っていなかったが。
オカンにねだって買ってもらいに店に行く。しかし…しかしである。
プロ野球帽は「子供用」のサイズらしい。
当時から僕の頭はすでに「大人サイズ」だったのか、僕がカブれる帽子は、
真っ白な帽子しかなかった。チョー悲しかった。
「大は小を兼ねる」って、大雑把な感じで嫌いな言葉だが、
こんな感じで「大きい頭」が得をするシチュエーションでも考えてみる。
例えば「知識の象徴」として、
「大きな頭をお持ちでいらっしゃる!」と誉めてもらえるとか、
地球が再び氷河期になったとき、
頭が「大きい」人のほうが生存率が高い!とか。
究極は宇宙人。マーズアタックよろしく火星人が突如来襲。
各地の戦火は大きくなり、地球人は敗北。
捕虜となった僕達は火星へと連れ去られようとしている。
その時、一人の火星人が僕に話し掛ける。
「同志よ!」
僕はこの大きな頭のお陰で、一命を取り留めたのであった。
めでたし、めでたし。
って、そこまで大きくはない!
番組に外タレやアイドルがゲストにやってくると、司会者が必ず
「顔、小っちぇ~!」
って誉める。
スタイルの良さも誉めると同時に、「かわいいぃ!」って表現方法なのだ。
しかし、この言葉を誰もが気にする訳ではない。
では、なぜ僕はこの言葉が気になるのか?
それは僕の頭が「デカイ」からである。
幼い頃からデカかったこの「頭」は僕の数ある悩みの中でもトップクラス。
どれくらい「デカイ」かと言う事を説明するのに身近な知り合いに
登場してもらおう。
その人はみんなにハットリと呼ばれている。
何故そう呼ばれるのか。それは彼の名前がハットリだからである。
そんな事はさておき、このハットリ君と飲み屋でばったり出会う事がある。
僕は僕で楽しくお酒を頂いている時に、彼はじっと僕の方を見つめている。
「?! 何か??」
野球部の後輩でもある彼にやさしい笑顔で問い掛ける。
「いや~ 何時見ても“デカイ”ですねぇ」
彼はグラスを片手に、僕の頭を肴に酒を飲む。
僕の頭はそれほどデカイのである。
保育園の時のお遊戯会。トラに扮装して踊る事になった。
黄色のTシャツに黄色のストッキング。頭には保母さんが作ってくれた
トラのお面をかぶる。
しかし、どうしても僕の頭には入らない。何度も作り直してくれるが、
やっぱり入らない。
「久太郎ちゃん、頭大きすぎるわぁ!」周りの保母さん達も大爆笑!
幼い心はもうボロボロ。
小学生の時は、みんなと同じようにプロ野球の帽子が欲しいと思った。
当時はまだ「阪神」か「巨人」の帽子しか売っていなかったが。
オカンにねだって買ってもらいに店に行く。しかし…しかしである。
プロ野球帽は「子供用」のサイズらしい。
当時から僕の頭はすでに「大人サイズ」だったのか、僕がカブれる帽子は、
真っ白な帽子しかなかった。チョー悲しかった。
「大は小を兼ねる」って、大雑把な感じで嫌いな言葉だが、
こんな感じで「大きい頭」が得をするシチュエーションでも考えてみる。
例えば「知識の象徴」として、
「大きな頭をお持ちでいらっしゃる!」と誉めてもらえるとか、
地球が再び氷河期になったとき、
頭が「大きい」人のほうが生存率が高い!とか。
究極は宇宙人。マーズアタックよろしく火星人が突如来襲。
各地の戦火は大きくなり、地球人は敗北。
捕虜となった僕達は火星へと連れ去られようとしている。
その時、一人の火星人が僕に話し掛ける。
「同志よ!」
僕はこの大きな頭のお陰で、一命を取り留めたのであった。
めでたし、めでたし。
って、そこまで大きくはない!