おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

出来ない事

2007年01月18日 | 日記・エッセイ・コラム
恥ずかしい、器量が足りない、様々な理由で
“出来ない事”がある。

「人間その気になれば」とか「熱中すれば周りが見えなく云々」

と言った具合に、出来ない事はない! と思いたいモノだが、
やっぱり出来ない事は出来ない。
一概に“出来ない事”と言っても、千差万別。
いや、個人個人で、それは大きく違ってくるのである。

例えば、ファミレスでのコーヒーのおかわり。

別に問題はない。
ただ、コーヒーだけで一日ファミレスで過ごすなんて事は、
僕には出来ない。
周りの目を気にすると言うか、僕は人よりも

“出来ない事”
 
が多いような気がする。

近くのコンビニ。ライフワークとなったコンビニ通い。
一日一度は店内に入らないと落ち着かない。

そんな重度のコンビニ病の僕にして初めて目にした光景があった。

 
“立ち読み”
 
 
いや、ただの立ち読みではない。そんな事では驚かない。

その紳士は、新聞を立ち読みしていたのだ。

これは正直凄い!
確かに、自分の興味ある記事さえ読めればいいんだから
新聞を買うなんて実はもったいないとも思えなくもない。

ただ、そこは店内。
ましてや、レジの目の前である。

堂々と新聞を立ち読みしているのを初めて目撃して、漢だと思った。

(これって、ブログの記事に最適ぃ~!)

そう思って、携帯を取り出そうとして、
僕の左手は止った。

 
(やっぱり出来ないなぁ~)

 
僕に、もう少し勇気と行動力があれば、
あの勇敢な漢の後ろ姿を、カメラに収める事が出来たのに。

僕にはシャッターを押す事が出来なかった。