おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

一仕事あとのコーヒー

2011年02月18日 | 日記・エッセイ・コラム
記憶を呼び覚ます
 
目覚めてこない、僕の記憶
 
そして半泣き・・・
 
二年ぶりの仕事をすることになった
当時のデータは保管してあるはず
してあるはずのデータがどこにも見当たらない?
記憶を辿ってみるものの
一向に見えてこない出口
 
日常の生活の中で
記憶の整理に必要な、印象的なエピソードでも
貼り付けてあれば
記憶も甦るかも知れないが、
それが二年も前となれば、手こずると言うよりは
幻さえ見えない
 
間の悪いことに、
この二年間の間に新しい機器を搬入したお陰で
少々レイアウトが変わっている
CD-Rに収めたデータなので
この部屋のどこかにあるはず!と探してみるものの
どこを探しても見つからない
 
何かを探しているときには
例の歌が脳裏に流れる
探すのを止めると、見つかるような妄想に
取り付かれそうになるが、
納期が待ってくれない
見つからなければ、一から作りなおす事になる
 
それはそれで、特に問題は無い
密かに思うことは、
この二年間のうちに、いろんなことを習得し、
自分なりに成長しているので、二年前のデータを
修正して使うよりは、新たに作り直した方が
いいものが出来そうな気がしてる
 
ただ、唯一不安なのが、納期の間に合うか?だけのこと
 
そう思っていると、家に大量のCD-Rを持って帰っていた事を
思い出した
昼休みに取りに帰り、ひとつひとつ中身を確認したが
探し物はない
改めて作業場の部屋を丁寧に探して、見つからず
 
百均で買った紙製の引き出しが視界の中に入った
ひとつふたつと探したが、雑貨があるだけでない
 
で、最後の最後、ひとつ残った紙製の引き出しを開けると・・・
 
封筒に包まれたCD-Rが出てきた
心臓が高鳴る
中身を確認する必要はなさそうだ
封筒には、仕事名がしっかりと書かれてある
 
僕の字だ
 
ティファールで湯を沸かしコーヒーを飲む
 
あぁ、よかつた!
 
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする