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2011年04月18日 | テレビ番組
ドラマ、特にサスペンス系を観てると思いますね
 
テンプレートです
ひとつの型が決まってますね、あの系のドラマは・・・・
 
まさに“あるある”ですよね
 
最後はお決まりの岬
警察官でもない主人公にそれまでの犯行のすべてを
吐露する犯人
で、すべて聞かせたからには・・・と襲うんですが・・・
 
ものすごく見晴らしのいい、風通しの良さそうな岬の突端に、
何故か犯人に気付かれることも無く近づく警察官
 
「待て!」って言われて待ちますかね、普通
 
他にも普段とは違う点がありますよね
まぁ、ドラマってのは日常を切り取ってはいるけど、
そこには演出があるんですよね
似顔絵を描く時、特徴をことさら強調するあの手法と
一緒です
 
主人公たちが独自に聞き込みを開始
目撃者や同僚に話を聞きに行くと、
 
「特に変わったところはなかったなぁ・・・・」
 
まずは軽く否定
主人公達が落胆して顔を見合わせていると
 
「・・・・そういえば・・・・」
 
唐突に核心を突く重大な記憶が甦る
で、質問してきた人の目を見ずに、
何故か歩きながら、こっちへ歩いてくる!
それを聞く主人公たち
 
食事シーンでテーブルを囲むことなく
カメラ映りを考慮しての配置で佇むが如く、
この証言シーンでも、主人公たちと証言者のスリーショットが
おさまるように、喋るときに、微妙に立ち位置を変える
 
これが演出だ
 
普段、人にモノを尋ねられて
 
「そうですねぇ・・・・」
 
なんていいながら、斜め上を覗き込み、
歩きながら説明する御仁なんていないでしょ
それも、顔も見ずに返答するなんて・・・・
 
でも、それがドラマです
それが演出です
 
もし、仮に、まったく普段通りの
日常の一コマを忠実に切り取ったとしたら・・・・
 
違和感・・・・あるでしょうね