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寒い日だからこそ

2011年12月01日 | 日記・エッセイ・コラム
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誰でも少なからず感じることだろう
 
「あれ?こんなに小さかったか?」
 
もちろん、自分の器のことじゃない
器のことなら、いまさら小さいって驚いたり
嘆いたりはしない
 
もちろん、器と言っても
体積のことじゃない
まぁ、僕の場合、上背が無いから
体積の面でも、大した人間ではないのだけれど
 
自分が通った小学校の校庭のことです
 
大人になって母校を訪れると、
その小さな様に、新鮮さと共に
驚きを感じるものです
教室の机が小さい事や下駄箱の高さ、
トイレの朝顔の低さに、思わず頬が綻びます
 
そして、校庭
 
夕焼けが迫り、下校を促す音楽がスピーカーから
流れてくるまで、友達と走りまわった
 
“あの校庭”
 
が、こんなにも狭かったのか・・・と
 
自分が大きくなったこともあるし、
中学、高校と進んでいくうちに、
そこよりも、より広い校庭を見たということもあるでしょう
小さな子どもにとって、
自分の知る世界は、常に大きく感じて、
それよりも大きなものを見るまでは、
全体の大きさを感じることが出来ないものかも知れません
 
スーパーの一角に、お菓子コーナーがあります
 
大きな袋のスナック菓子も売っていますが、
一袋10~50円といった駄菓子が並んだ一角です
 
夕食のレシピを思い浮かべ、食材の吟味を
お母さんがしている頃、
同伴して店を訪れた子どもは、一直線に
お菓子コーナーへ走ります
 
そこはまるで夢の国でしょうね
 
3つほど買っても100円にもならないほどの駄菓子
その前で、子どもは、目を輝かせながら、
買い物の時間を楽しんでいます
 
金銭感覚を養うこともあるでしょうし、
健康のバランスのこともあるでしょうから、
子どもたちが買ってもらえるお菓子は
ひとつだけです
 
だから悩むんです
でも、その迷って選んでいる時でさえ、
楽しげな笑顔のままです
 
物騒な事件が起きる昨今
そんな子どもたちを眺めていると、
不審者にしか見えないのが残念ですけど
その微笑ましい光景は、
しばらく見ていたいほど、心を温かくしてくれます
 
寒い日だからこそ
 
 
 


コメント
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