おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

論文

2012年01月29日 | 日記・エッセイ・コラム
120128_170506
 
かの柏木達也は言いました
 
「幼稚園で習った事だけを、ずっと守って生きてきました」
 
思えば、それはみんな同じだと思いませんか?
成長するにつれ、色んな経験を積んで、
新しい価値観も芽生え、
異性との交流や、先輩・後輩との付き合いの中で、
いろんな立場や立ち振る舞いを覚えていきますけど
基本は、そう、幼稚園のときに習ったことだと・・・・
 
横断歩道
 
特に気にとめることもなかったけど
今日、赤信号で止まっていると
歳の頃なら50~60ぐらいだろうか?
三人の男女が横断歩道を渡っていた
その姿を眺めていると、ふと思うことがあった
 
(手を挙げないんだぁ・・・)
 
もちろん、僕も手を挙げては渡らない
 
なぜ?
 
挙げないのが常識だからだ
 
大人は手を挙げない
 
手を挙げるのは、幼稚園の幼子までだろうか?
じゃ、いつ頃から手を挙げない?
 
思うに、小学校に入学して暫く経ってからじゃ
ないだろうか?
 
手を挙げて横断歩道を渡っているのは、
確かに幼稚園児ぐらいの子どもたちだと思うし、
それは微笑ましく、また、絵になる
 
ただ、幼稚園の頃は
ほぼ同じ年頃の付き合いで、
誰もが手を挙げることに違和感を覚えないだろう
 
しかし
 
小学校に入学すれば
ご近所のおにいさん、おねえさんたち
 
“上級生”
 
との付き合いがおのずと始まる
たぶん、この付き合いが
それまで他人と自分を比べることが少なかった中に、
“比較”と言う価値観を持つんじゃないだろうか
 
指導する立場として、
最上級生である6年生は、手を挙げることを
続けて教えてくれるかも知れないが、
3年生や4年生あたりが、同じように
手を挙げて渡っていないかも知れないし、
見かける限りでは、小学生は
横断歩道で、わざわざ手を挙げたりするのは稀だ
 
2年生ともなると、上級生に感化され、
手を挙げるのを止めると共に、まだ挙げ続ける
1年生を“年下”と見下すかも知れない
 
いろいろ書いたがそういう事ではないだろうか?
 
だから、最近はトンネルでも
ライトを点灯しない車が増えていると
分析する
 
手を挙げるのを止める心理と同じなんじゃないかと
結論づけて、今日の報告を終える
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする