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日々の暮らしのなかで

ブレない思い

2017年02月20日 | 日記
始業前に社長である親父と雑談をする

仕事の段取り等を話すついでに、
日常会話も織り交ぜる

時に、その話題はニュースにも及び
そして、その矛先をついついコメンテーターに
向けてしまう僕がいる

「あの言い方は!」

と、批判的精神を前面に押し出した駄目出し

しかしそれは、その意見を否定したいんじゃなくて
自分の意見と違っている事への不満に他ならない

僕の思考は、ネットからの影響を受けやすい

さも正論を並べているかのような
ネット掲示板への書き込みに
時には自分と同じ意見を見つけると
安堵し、共感し、そして共鳴する

が、それとて、とても危うい状況だ

「それはその人の意見だから」

コメンテーターへの辛辣な言葉に親父が割って入った

親父の言葉はこうだ

それが正論でも正解でもなく、
それはその人個人の言い分であって
それに従って動くことはない!

素晴らしい信念だと思う

僕などは、他人の言葉にいつも過剰に反応し、
他人の目を気にしながら生き、
そしてテレビの向こう側の人間にも腹を立てていると言うのに、
親父は見事に割り切って考えているのだ

話は変わるが、最近営業車として使っている
軽トラの調子が悪い

以前にも同じ症状があり
いくらアクセルを踏んでも前に進まず

「爆発するんじゃないか?」

と思うほど、振動激しくエンジンが揺れ動く

その時はプラグを交換してことなきを得たが
今回は同じ自動車屋へ駆け込んだところ、

「うちでは手に負えないので、ディーラーへどうぞ!」

と、追い返されたらしい

その車

アクセルを踏んでも、意図したように前に進まず、
親父などは、いつもと同じように公道へ出て
あわや衝突!と、こっちがビックリしているのに
意に介せず、その厄介な車を走らせ続けている

「あれでは、咄嗟なハンドル捌きや危険回避できへんで!」

僕は、周りに迷惑がかかることも去ることながら、
運転している親父のことも気にかかり
忠告というか、修理の嘆願を申し出るのだが
その言葉は親父にとっては

「それはお前が考えていることだから」

と、取り合ってはくれないのである

どうしたものか
無理にでも修理に出すべきか

親父が納得して自分で修理に出すのを待つべきか

いまはただ、事故が起きないことを
願うばかりである