おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

可能性

2007年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム
寝ぼけていたんだろう。

(どん兵衛の麺で焼そばを作ったら旨いかな?)

突如としてそんな考えが浮かんで来た。
思えば、前日から何も食べていなかった月曜の朝。
冷えきった部屋で虚ろな目をしていたときの発想だった。

で、やってみた。

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結論を先に言えば、旨い!
いや、どちらかと言われれば旨い!
有りか無しかで聞かれれば、有りってとこだろうか。

この壮大な実験を決行するには、
当然であるが、どん兵衛だけでは不十分である。
必然的にUFOを買う必要がある。
いや、別にUFOじゃいけないってことは無いが、
同じ会社の商品の方がええんじゃないかと言う事で、この二つを買った。

まずは副産物として誕生した、“UFOの麺を使ったどん兵衛”を食する事に。

ご存知の通り、上から二つのカップ麺を覗くと、
円周が多きのはUFO麺である。
横から見た時の“深さ”はどん兵衛の優勢。
だが、いざ麺を交換してみてびっくり。
普段、どん兵衛の麺をカップから出すなんて事はしないから
びっくりしたが、あの麺、高さで言えばUFOのカップに丁度入る高さ。

つまり、どん兵衛の麺は、カップ全体に入っている訳ではなかったのだ。
これは結構嬉しい発見だった。

今回の主役である“どん兵衛の麺”は、スムーズにUFOのカップに
収まった。
問題はその逆である。
円周からして、どん兵衛のカップには入りきらないUFO麺。

仕方がないので、徐々に割っていき、長さを損なわない細心の注意を
払いながら何とか収めた。

期待に胸膨らませ食してみたが、これは無し。
有りか無しかと聞かれれば、無しと答えるだろう。

味が薄い。

これに尽きる。いつものどん兵衛の風味も薄い。
無理矢理詰め込んだ麺をほぐそうと、ちょっと多めにお湯を注いだという
事を割りひいても、麺の旨味がなかった。

で、念願の“どん兵衛焼そば”を作った。
こちらは味が濃い。おデブな僕には、この濃い味は結構なお手前。

今回の実験で、ひとつ確信した。
様々な行程を経て作られたカップ麺は、それぞれの環境でこそ
最大の旨味を発揮するんだろうと言う事。
無闇に交換なんてするもんじゃない。

また、今回の実験でお世話になった日清食品の創業者、
安藤百福氏の訃報を聞いた後だけに、この実験はやってよかったのかなと
複雑な心境にもなったことも付け加えておく。

こんな平和な事を考えられるのも、インスタント麺を開発された安藤氏の
お陰だ。心よりご冥福をお祈りいたします。


ご興味のある方は一度お試しあれ。

 






おとな

2007年01月09日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日は成人の日だった。

毎年、暴れまくる活気ある成人式を見るにつれ、
日本の将来も明るいと思っていたが、昨日は少し
拍子抜けしてしまった。

“おとなしい”

語弊があるかも知れないが、正直、暴れる成人を楽しみにしている。
それが、ちょっとパワーダウンしたようだった。

“おとなしい”とは“大人しい”と書く。

静かだと言う事は“大人らしい”と言う事なんだろうか?

そんな中、親会社金持ち弱小球団の某前川投手が轢き逃げで
逮捕されたと報道していた。

困ったヤツである。
人身事故を起こした上に、無免許だった。
そして、証拠隠蔽の為に、車体の傷を塗装したとか。

最悪である。これで昨今の飲酒運転でもしていれば、
まったく救いようがない。

いや、飲酒運転が無くても最悪な事態である。

しかし、新聞やネットなどのニュースを読んでいて引っ掛かる
部分があった。

“球団は無免許である事を把握していたか!”

って事である。
某前川投手は、某関西人気球団にも在籍していた。
その某関西人気球団にまでも

“管理責任”

を追求する記事。
まったくもって、インガスンガスンである。

野球選手と言う前に、社会人であるはずだ。
そんな事、球団がいちいち把握していなくても、問題ないと思う。
個人の問題だ。

マスコミ各社は社員一人一人の個人情報を把握してるって
ことなんだろうか?

たとえば、某前川投手が

「僕、免許取り消しになりました」

って報告があったのに、運転させていたとなれば問題であるが、
それ以外なら、何の問題もないと思う。

一般人ではもらえない程の年俸を貰い、
球団に守ってもらい、活躍すればメジャー。

最近では成人の年齢を18歳にしようと言う動きがあるらしい。

「外国では18歳が圧倒的多数で、20歳は少数派だから」

って言う理由が、いかにも“日本人らしい”発想だと思うが、
成人ってなんだろうと改めて思う。

そして、大人ってなんだろうと思う。

 



蝿男

2007年01月06日 | 日記・エッセイ・コラム
例年通り、静かな始まりとなった。

最近ではテレビでも食指が動くような魅力的なモノもなく、
ほとんど見なかった。

とは言うモノの、酒の飲めない今としては、結構時間を持て余す。
仕方がないので、レンタルショップへといそいそと出掛けた。

「ガキ使」「M-1」と笑いのDVDを借りた中に
一本映画を借りて観た。


“海猿”

今更だが、娯楽大作に相応しく時間も忘れて見入ってしまった。
最後の最後までどきどきしながら

「もう、このまま何事もなく終わってくれぇ~」

深夜にコーラ片手に心の中で絶叫していた。

この海猿。映画で始まり連ドラへと続き、そしてこの映画。
連ドラもほぼ観ていたので、続きが気になっていた。

映画館で観たいと思っていた作品だったが、結局、正月に
テレビで観る事になってしまった。

そして改めて思う。

やっぱりこういう映画は、スクリーンで観るのが一番である。
迫力ある映像も、上下がカットされたテレビ画面では
伝わりにくい。

そして、改めて思った。

“今年は映画館に行こう!”

2年程前までは、映画館に足を運ばない人だった。
それ以前に観たのが

「ザ・フライ」

だったぐらい、映画館には行かなかった。
最近では、それなりに行くようになってはいるが、
昨年は5月に行ったきりである。

静かに始まった今年だが、一つ目標が出来た。

“今年は映画館に行こう!!”

である。