おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

いざさらば

2008年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム
卒業式のシーズン。
 
人生において、初めて経験することは、
鮮烈な記憶となって頭の片隅に残ることがある。
卒業式。
いままで三度経験した。
幼稚園は省くとして、大学へは行っていない僕は、
小、中、高校と卒業式を経験した。
 
今でも鮮明に残っているのは、
人生で初めて別れる事に涙した
小学校の卒業式だ。
 
甘酸っぱい記憶として、
毎年この時期になると、あの時の
なんともいえない、
喜びと不安の入り混じった気持ちが蘇る。
 
中学の卒業式はあまり鮮明な記憶はなく、
高校のときの
あっけない卒業式は、記憶から消えつつある。
 
昨日、車で走っていると、
川沿いに建つ中学校で卒業式が行われていた。
なんと言うことはない。
卒業生を見たわけじゃない。
紅白に彩られた校門を見て、
 
「あぁ、そんな季節なんだなぁ」
 
と、改めて春が来たことを実感した。
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

置くんちゃいますよ

2008年03月12日 | 日記・エッセイ・コラム
トミーズのネタ。
 
「1億円ですよ! 1円、置くんちゃいますよぉ!」
 
先日、相続税を脱税したって言うニュースを小耳に挟んだ。
なんでも自宅に59億円を隠していたらしい。
脱税額は28億円。
真っ当に払ったとしても、31億円は残る。
貧乏人には理解に苦しむ額だが、
持ってみると色んな事があるんだろう。
 
その少し前には、全財産を持ち歩いていた人が
ひったくりにあったとニュースで言っていた。
金額は忘れたが、
全財産を持ち歩くってのは、やっぱ危ない。
 
会社員時代、全財産を持ち歩いていた先輩がいた。
独身寮住まいで、勿論独身。
全財産っていっても、毎月の収入分だけ。
だいたい、30万ほど持っておられたか?
当時は、凄いと思っていたが、
色々と金額の大きなニュースを耳や目にするたびに、
麻痺した金銭感覚からでは、
大した額ではなかったのかなぁって思ったり。
 
もちろん、今、僕の財布の中に
そんな大金は入っているはずもなく。
 
ちなみに先ほどラジオで59億円の遣い道を言っていた。
 
一泊16万円のスウィートに泊まり、
朝と昼は5千円、夕食には5万円を使い、
高級ソープに毎日通ったとしても、
50年はその生活を続けられるらしい。
  
僕の財布の中身では、夕食はもちろん、
高級ソープにも行けない。 
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つぐない

2008年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
仕事場の引越しをして一週間。
 
整理が出来ていない部屋の中で仕事に追われている。
大半の荷物はまだダンボールの中。
電卓が見つからないんで、
ここ数日は携帯電話で代用している。
 
どこに何があるのか分からない状況は
仕事には差支えがあるが、
それを除けば、新しい部屋は気分は爽快だ。
なににしても、まっさらな環境は気分がいい。
 
しかし思うことこれあり。
 
この暖かさはなんだ?
 
季節は確実に春になっている。それは分かる。
しかしその陽気以上に、この部屋は温かい。
何故なのか?
 
それはこの部屋の密封性にあるんだろう。
いや別に、蟻の這い出る隙間もない、
アルカトラズのような要塞とかって言うことじゃなく、
きっちり作ってあるなぁ~って事だ。
 
早い話が、今までの仕事場がとてもルーズな環境で、
夏場なんかは、パッと足元を見ると
青大将が徘徊しているような環境だった。
 
そんな前作と比べれば、もう、完璧な密封状態だ。
それともう一つ。
今までも西側に窓があったが、今回の部屋には
南側にも窓がついた。
日差しがあたる部屋なのだ。
 
 
“窓に西陽があたる部屋は~”
 
 
思わず差し込む西陽に鼻歌を口ずさむ。
テレサ・テンの歌。
当時、コンテナで作ったカラオケボックスに出掛けて
よく唄ったことを思い出した。
 

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パッシング

2008年03月10日 | 日記・エッセイ・コラム
よく注意される事がある。
 
「久太郎さんは気付いてくれない!」

何をか?
車ですれ違う時に挨拶をしても
僕が運転に集中しているあまり、その挨拶に気付かないと
言うのだ。
 
確かに僕は対向車のドライバーを見ない。
どちらかと言うと、助手席の女性の影には
敏感に反応するのだが、
ミニバンなんかだと、まずドライバーは見ない。
 
特に特徴のある車なら、
近づいてきた時に注意はして見るが、
それ以外は見ない。
特に理由はないが、見ない。
 
先週、夕方に車を走らせていると
パッシングをしてきた車があった。
 
交差点。
青信号なのにスピードを上げない前方の車たち。
少し膨らみながら走っている。
よく見ると、おじいさんが自転車の荷台から落とした
荷物を拾っていた。
ぼくも、おじいさんに注意を払いながら
通り抜けようとした瞬間、
パッシング。
 
その日は穏やかでゆとりある気分だったので、
特に気にする事無く、ただ、
気の荒いドライバーがいるものだと
その場を後にした。
 
時間にして2~3分後だろう。
携帯が鳴った。 
 
「何処へ行っきょってですか?」
 
見られている。
とっさに辺りを見渡したが、暗くて見えにくい。
それらしき人影も見えない。
 
「えっ??? どこに居る?」
 
「さっき、すれ違いましたよ! 顔も向けてくれないから」
 
パッシング野郎からだった。
 

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アドレス

2008年03月08日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、村の神事がありました。
 
伝統にのっとって、厳かに行われた神事。
歴史の重みに、身の引き締まる思い。
そして、目の前にはオードブルと
酒、酒、ビールをはさんで、酒。
 
飲みましたよ、いやーホント。
まだ今回は給仕役じゃなくて、注いでもらう方。
おちょこが空になれば、さっと注いでくれる。
で、少々千鳥足。 
 
家に帰ってもボォーと余韻を楽しんでいると、
目の前に携帯が。
ご存知、酔った時のメール攻撃だぁ!
 
とは言うモノの、最近は決まった相手にしか出さない。
これは変な言い方かも知れないが、
以前は、片っ端からメールをして
大いにヒンシュクを買ったものだ。
昨日はそんな事がないよう、登録されている
名前を一つ一つ丁寧に見ていた。
 
最近ではあまり聞かなくなったが、
以前は、携帯のメモリーを埋め尽くしたいという
密かな計画を遂行していた時期があって、
出会う人みんなにアドレスを聞いていた。
 
とは言うものの、殆んどが飲み屋のお姉さん。
二つ返事で教えてくれる。
店用のアドレス。
まぁ、当時はそれでも嬉しかった。
 
そんな懐かしい名前を発見。
中にはまったく記憶にない名前も。
 
よし、今日はこれだ。
 
名前と顔が一致するお姉ちゃんたちにメールを送信。
 
何人かアドレスが変わっていて送れないのがあったが、
ほとんどは送信完了。
あとは返事を待つだけだ。
 
朝起きると、返信は二件で、
差出人は同一人物。つまり返事をくれたのは一人。
寂しいもんだとメールを開くと 
 
???
 
はてなマークが返ってきた。

さては相手も僕の顔が浮かばないらしい。
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする