昼休み、オヤジの車を借りて
ちょいと出掛けた
ほったらかしにして置いた旅行代理店へ行くのと
土曜日恒例のコンビニ弁当を買うために
オヤジの車は、昨年10月に納車された
いわば、まだまだ新車
グレードは高くないものの、装備としては
運転中に眩しくて仕方がないメッキを施した
車内の装飾など、結構いい車だ
どこの会社の車かは、ここでは控えておくが
車名はカローラだ
そんな乗り慣れない車を借りて
軽快に運転をしていると
“ピーッ”
警告音
(うん?なに??)
それがすぐには警告音だとは認識出来ないほど
小さく、遠慮がちに鳴る
(最近の車はねぇ~)
時代が進むに連れて
車も進化する
バブル期に限らず、その直前にも
いろんな装備があった
これはいらんだろぉ!と思うような装備もあった
今の若い人たちは知らないかも知れないが
昔は、スピードを出しすぎると警告音が鳴っていた
“キン キン キン”
あぁ、オレ、急いでるなぁ~!てな感じで
臨場感を煽る音だと思っていた
逆に、アレを聞き続けてないと
車を運転しているような気になれない
若気のいたりの時もあった
その後も時代は流れ
車にはいろんな装備が付くようになった
が
このオヤジの車の警告音が何に対して
鳴っているのか、わからない
分かっていることは、右折の時には
“ピッ”
と短く一回
左折の折には、前記の通り二回鳴る
(何が鳴ってるの?不気味ぃ~)
訳がわからないまま、コンビニに立ち寄る
カツめし弁当を購入
車に乗り込み、まずはハンドルを右へ
“ピッ”
相変わらず鳴る
で、直ぐに左折
“ピーッ ピーッ ピーッ ピーッ ピーッ ピーッ・・・・”
鳴り止まない
今度は鳴り止まない
鳴り止まない警告音を聞いて、全ての謎が解けた
助手席に乗せてあった
一升瓶のせいだ
二本並んで載せてある一升瓶
ハンドルを切るたびに、微妙に動き
シートベルト着用を促す警告センサーに
触れていたのだった
路肩に速やかに停車
一升瓶を後部座席へ
謎が解けた気持ちを表すように
ピーカン天気な青空が広がっていた
ちょいと出掛けた
ほったらかしにして置いた旅行代理店へ行くのと
土曜日恒例のコンビニ弁当を買うために
オヤジの車は、昨年10月に納車された
いわば、まだまだ新車
グレードは高くないものの、装備としては
運転中に眩しくて仕方がないメッキを施した
車内の装飾など、結構いい車だ
どこの会社の車かは、ここでは控えておくが
車名はカローラだ
そんな乗り慣れない車を借りて
軽快に運転をしていると
“ピーッ”
警告音
(うん?なに??)
それがすぐには警告音だとは認識出来ないほど
小さく、遠慮がちに鳴る
(最近の車はねぇ~)
時代が進むに連れて
車も進化する
バブル期に限らず、その直前にも
いろんな装備があった
これはいらんだろぉ!と思うような装備もあった
今の若い人たちは知らないかも知れないが
昔は、スピードを出しすぎると警告音が鳴っていた
“キン キン キン”
あぁ、オレ、急いでるなぁ~!てな感じで
臨場感を煽る音だと思っていた
逆に、アレを聞き続けてないと
車を運転しているような気になれない
若気のいたりの時もあった
その後も時代は流れ
車にはいろんな装備が付くようになった
が
このオヤジの車の警告音が何に対して
鳴っているのか、わからない
分かっていることは、右折の時には
“ピッ”
と短く一回
左折の折には、前記の通り二回鳴る
(何が鳴ってるの?不気味ぃ~)
訳がわからないまま、コンビニに立ち寄る
カツめし弁当を購入
車に乗り込み、まずはハンドルを右へ
“ピッ”
相変わらず鳴る
で、直ぐに左折
“ピーッ ピーッ ピーッ ピーッ ピーッ ピーッ・・・・”
鳴り止まない
今度は鳴り止まない
鳴り止まない警告音を聞いて、全ての謎が解けた
助手席に乗せてあった
一升瓶のせいだ
二本並んで載せてある一升瓶
ハンドルを切るたびに、微妙に動き
シートベルト着用を促す警告センサーに
触れていたのだった
路肩に速やかに停車
一升瓶を後部座席へ
謎が解けた気持ちを表すように
ピーカン天気な青空が広がっていた