4日の土曜日、久しぶりに鞆を訪ねました。青空が広がる比較的良い天気でしたので、医王寺から鞆の町並みを写真に撮ろうと思いました。対潮楼からの眺めも素晴らしいのですが、医王寺から見る鞆の浦も素晴らしいものです。おそらく鞆一番の眺望だと思うのですが、さらにこの医王寺からはるか山道を登った先にある太子殿からの眺めは、まさに絶景。はるか仙酔島まで一望できます。
医王寺には、太子殿登り口の案内板がありますが、所要時間とか何段とか一切説明がありませんので、初めての方はきっとそのきつさに参ってしまうことでしょう!急勾配の延々と続く石段。その石段にはNOがふられています。写真は最後の石段でNO.583です。さすがにここまで来ると息がきれそうです。
実は、その昔あのオランダ商館の医師・シーボルトも1826年(文政9年)に植物や岩石の調査のためこの山道を登ったことが記録に残っています(江戸参府紀行)。同じように息を切らしながら登り、その絶景に溜息をついたことでしょう!