未熟なカメラマン さてものひとりごと

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あ!食べられそう!

2009-08-23 00:20:19 | 動物

鯉を狙うサギ

 またまた先週行った、高松市栗林公園でのお話です。園内にはたくさんの鯉がいました。どうしても岡山市の後楽園と比較してしまいがちですが、以前にも書きましたように、後楽園の事務長さんが、「庭の美しさでは決して負けていないが、鯉の多さでは負けている」と鯉の募金壺を設置された話がありました。確かに栗林公園の方が鯉は多いように思われました。では園の美しさはどうかと言いますと、同じ池泉回遊式の大名庭園でも、シンプルで完璧な美しさを持つ後楽園と、平坦な中にも多くの池と丘を持ち変化に富んだ栗林公園、どちらも素晴らしく、あとは見る人の好みでまさに甲乙付け難しというところではないでしょうか!ただ、池の水の美しさでは後楽園に軍配をあげたいと思います。
 ところで写真のサギですが、図鑑で調べたところ、アオサギのようです。後楽園でせっかく放流した鯉の稚魚1500匹がサギやユリカモメにすべて食べられてしまったという話は以前にもご紹介したとおりですが、まさに鯉を狙っている様子です。このアオサギ、サギの中では最大のもので、餌になる魚は、ウグイやドジョウのような淡水魚から、カジカ、カレイといった海水魚まで種類は問わないそうです。くちばしサイズの大きさの魚をよく捕らえますが、30cm程度の大きさの魚でも丸飲みするそうですから、ちょっと怖いですね。鯉の稚魚を食べるため養殖業者はいけすにネットを張るなどして対策しているそうです。また京都の迎賓館の錦鯉も被害にあったとか。木々へのフンも問題になっているようです。近年、川の水がきれいになってアオサギは増加の傾向にあるようですが、なんとか仲良くやっていきたいものですね。

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