先日、因島を訪ね、除虫菊畑を巡っているとき、白滝フラワーラインのとあるところで、重岩石鎚大権現と書かれた幟を発見。それも急な山道沿いにたくさん立っていました。
直感的に、この上に登れば見晴らしの良いところがあるのでは!?とひらめきました。道路沿いの駐車スペースに車を停めて、カメラを片手に登ること5分。その大権現が祀られているらしき場所があり、海側の木々の隙間に目をやると巨大な岩があるではありませんか。恐る恐る岩の上に立つとまさに絶景。素晴らしい瀬戸内海の風景と、下の方にはしまなみ海道の車の列までもが豆粒のように見えます。
それにしても、岩の下はどうなっているの?と、とても気になるところですが、恐ろしくて覗けません。これだけ大きな岩だと、下の自動車道からもよく見えるでしょうね。ほんとに素晴らしい、是非、おすすめしたいビュースポットです。
ただ、あとで思ったことですが、この岩がご神体ということであれば、上に登って良かったのかどうか気になるところです。
木製の案内版には次のように書かれていました。
(重岩大権現由来記)平成11年4月吉日 江戸時代中期、真言宗石鎚派により石鎚講が教勢と備後地区に広めた頃勤講された。明治初期には石鎚社と称せられていた。大正十年楢原善吉等が発起人となり、神名を自然石に深く彫り、ここを霊場としてその布教に勤めた。而来益々御神威は高まり大権現の呼び戻しにより、九死に一生を得た信者が現れ、その霊力のあらたかさを呼び戻し権現と称する等、愈々人々の信仰は深まり、崇敬者も年々増加している。(字が薄くなって見えにくく誤字があるかもしれません)