未熟なカメラマン さてものひとりごと

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長谷寺のボタン -おわりー

2010-05-22 01:22:49 | 神社・仏閣

外舞台からは境内が一望でき、その美しさに息をのむ。

登廊(のぼりろう)は一方通行を原則としているようです。少し勾配のある石段を進むと、両側にボタンが植えられていて、眺めながら登るとさして苦にもなりません。このような景色は、吉備津神社の回廊にも似ているとおもいました。ボタンだけでは決して趣がありませんが、背後にこのような回廊などの塔堂が入ると実に絵になりますね。でも残念なことにボタンはほとんど終わっていました。かろうじて残っているものも中にはありましたが、もうほとんど勢いはありません。
ボタン祭りは、5月9日までとなっていたので、ボタンを求めてやってくる入山者に気を遣ったのでしょうか!鉢ごと埋め込まれているものもありました。
さて、境内が余りにも広いのでどう進んでよいのか方角がわかりません。小脇に日よけで覆われているボタン園を見つけ、そちらにそのまま進むと、五重塔に通じる坂道がありました。降りて来る人とすれ違います。五重塔あたりは新緑の若葉で覆われとても清清しいところ、多くの人がベンチで休憩したり写真を撮ったりしていました。この五重塔、さほど古いものではないようですが、塗られた朱色がとても若葉に映えます。続いて向かったのが、国宝の本堂です。中は薄暗くとても重厚な感じがします。ご本尊は十一面観音菩薩立像、金色に塗られた巨大な仏が優しく参拝者を見下ろしています。この本堂には舞台もあって、そこに立つと、何と素晴らしいこと。境内が一望に見渡せます。
 このあと、反対側の東参道をおりて帰ることにしました。こちらにもところどころにボタンが植えられています。仁王門を出たところで、入山者のご夫婦の写真撮影に応えている若いお坊さんを見つけました。このお寺ではこのように入山者に便宜を図っているお坊さんの姿をよく見かけました。他では見られない光景ですね。
帰りに、家族へのおみやげに、白酒屋の草もちと奈良漬を買って長谷寺をあとにしました。春はボタン、夏はアジサイ、秋は紅葉とまさに花の御寺と称される長谷寺、機会があれば、また違う季節に来てみたいと思いました。(おわり)


詳細はこちらです。→HP
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