愛犬のムック(ミニチュアプードル)が10月ごろから、足首をなめたり掻きむしったり、とても痒がるようになりました、あまりにも体中も掻きむしるので掻いたところの毛が抜けて悲惨な状態になってきました。この犬種は本来、毛が抜けずとても管理が楽なのですが、このときばかりはコロコロが離せませんでした。さすがになんとかしなければと、行きつけの動物病院に連れて行ったところ、食物アレルギーでしょうと、餌の状況を聞かれ、きまったドッグフード以外には絶対与えないようにと注意を受けて、かゆみ止めの飲み薬と、スプレー式の消毒液をもらいました。しかし病状はいっこうに回復する気配もなく、毛は抜け放題、以前のかわいい姿はどこにもありません。そのうちに独特の体臭も出るようになり、皮膚も赤くなって熱をもっている感じです。この先、どうなるんだろうととても不安な毎日を過ごしていました。それでも、足の爪は伸びます。行きつけのペット美容室に予約の電話を入れ、このような状態でもお願いできるか相談したとき「それはもしかしたら疥癬(かいせん)じゃないですか?」「親切な病院があるので、一度診てもらったらどうでしょう!」と金光のとある病院を紹介してもらいました。
会社をいつもより早めに出て、病院に向かいます。診療時間は午後7時まででしたが、滑り込みセーフで何とか間に合いました。先客が終わるのを待って診てもらうと、間違いなく疥癬との診断でした。血液検査をし、カメラで動画まで見せてもらいました。なんとそこには動いているダニがおり、ぞっとしました。今、飲んでいるステロイド剤は逆効果なので、徐々に止めて(一度に止めるとよくないそうです)とか新しい薬のやり方など詳しい説明をきいていると、時刻はもう8時を過ぎていました。
「完治には2ヶ月半ほどかかりますが大丈夫。直りますよ!」と言われ、そのときこの女性獣医師が正直、女神のように思えました。過去、動物病院にはいろいろ行きましたが、このような病院もあるんだなとほっとし、そして不安もいっぺんに解消。遠かったけど来て良かったとつくづく思いました。
わたしも最近、かゆいというと疥癬は人にもうつるので、注意が必要とのこと。皮膚科で一度見てもらった方がいいといわれました。(つづく)