先日、梅の開花情報を見ていたら、栗林公園のHPに、「ただ今、梅が満開」とありました。今年は寒かったせいでどこも開花が大幅に遅れていました。満開というありがたいことばを見て、これは行ってみなくてはと車を飛ばしました。入園者はさほどでもないようで、東門駐車場には難なく駐車できました。天気は今一つの曇り空でしたが、一週間先には、花の見ごろも終わってしまうかもしれないので、文句も言っておれません。
栗林公園には、北と南の二つの梅林があります。梅の木は合計で168本です。まず、北の梅林を目指します。少し歩くと、眼下に飛び込んできたのは、満開のピンクや白の梅の花。その一角だけがとても華やかで、別世界のように見えます。やっと今年、最初の見ごろの梅林に出会ったという感じです。1本1本、丁寧に管理された梅の木。梅林全体、まるで桃源郷のようにも思えます。多くのカメラマンが撮影をしていました。ただ、残念なのは、枝垂れ梅がないことです。優雅で繊細な枝垂れ梅、是非、植栽を検討してもらいたいと思います。それにしても、いったい、何枚写真を撮ったことでしょう。
一脚で写真を撮る女性カメラマン
ところで、ネットで見る各地の名所に植えられている梅の本数ですが、少々疑問があります。百本単位ならほぼ信用できる数ですが、中には、千本、5千本、1万本単位のものもあります。「ほんとに数えたの?」と訊いてみたい気もしますが、千本を超えるものは、ほとんどが、梅干しや梅酒用など、梅の実を取るための実梅を育てているものです。和歌山県の南部梅林は、「一目100万本、香り十里」と云われていますが、実際は約7~8万本、それでも真っ白に一斉に咲く、梅の花は壮観でしょう。
実梅を育てるのが主でありながら、四国、七折梅林のように、新しく観賞用として梅林を造成し、赤、白、ピンクなどの苗木を2000本植栽しているところもあります。集客力間違いなしで、今後が楽しみです。ということで、初めての梅林を訪ねるときは、その梅林がどのタイプか知っておくと安心ですね。
さて、梅園を堪能したあとは、いつものとおり抹茶で一服です。場所はもちろん掬月亭(きくづきてい)。代々の藩主が愛して止まなかった茶室です。手前の一室でコンサートが行われていましたが、南湖を望む間は解放されていました。あ~、今年もこの素晴らしい景色を見ることができた、本当にありがたいと思います。
栗林公園は、ミシュランガイドで最高ランクの三つ星に格付けされ、アメリカの日本庭園専門誌では、足立美術館、桂離宮に次いで三番目、手入れされた松林を見ているとその理由もわかる気がします。
栗林公園一番のビュースポットから
池泉回遊式の庭園をぐるりと散策し、公園を出るところで、いつも重宝している「はたき」ですが、今日は見当たりません。「すみません!今日は、はたき、ないんですか?」とわざとらしい所望をしてみました。昨日の雨が地面に少し残り、今日もときどきぽつりぽつりと来ていたので、取り込んであったようです。専用の足置き台に足を乗せ、ぱたぱたするときれいにほこりがとれます。これはなかなかのすぐれものです。砂利道の多いところは、ぜひ設置されるといいと思います。こちら以外ではお目にかかったことがありません。それを見ていた他のお客さんも、試していました。
はたきは重宝します。
栗林公園を出ると、事前にネットで調べておいた、高松市讃岐うどんの名店「山田家本店」に向かいました。栗林公園から車で15分ほど。途中までくると、電柱に書かれたオレンジ色の広告が目立ちます。時刻は午後2時を過ぎていましたが、駐車場には結構な車がありました。第1から第4まで、100台は収容できるようです。まず目に入るのが堂々たる長屋門。そして中庭、母屋(お店)と続きます。とてもきれいに手入れされたお庭です。白梅や椿、サンシュユ、寒アヤメなど、とてもうどん屋さんのお庭とは思えません。
四国で本場の讃岐うどんを食べたい!ということで、何度かセルフのお店を訪ねましたが、期待を裏切られることが多く、今日はセルフ以外のお店で食べようと思っていました。
お店の前で客を待ち構えるように立っているスタッフ。お庭が見える畳の席と、普通のイスの席があります。こちらの一押しのメニューは、「釜ぶっかけ」です。もと造り酒屋の旧家だったようで味もさることながら、その構えに圧倒されます。高松に行かれた際は、ぜひ寄られてみてはいかがでしょう。
店構えが素晴らしい山田家本店
同時進行-未熟なカメラマン日帰り旅日記はこちらから
栗林公園には、北と南の二つの梅林があります。梅の木は合計で168本です。まず、北の梅林を目指します。少し歩くと、眼下に飛び込んできたのは、満開のピンクや白の梅の花。その一角だけがとても華やかで、別世界のように見えます。やっと今年、最初の見ごろの梅林に出会ったという感じです。1本1本、丁寧に管理された梅の木。梅林全体、まるで桃源郷のようにも思えます。多くのカメラマンが撮影をしていました。ただ、残念なのは、枝垂れ梅がないことです。優雅で繊細な枝垂れ梅、是非、植栽を検討してもらいたいと思います。それにしても、いったい、何枚写真を撮ったことでしょう。
一脚で写真を撮る女性カメラマン
ところで、ネットで見る各地の名所に植えられている梅の本数ですが、少々疑問があります。百本単位ならほぼ信用できる数ですが、中には、千本、5千本、1万本単位のものもあります。「ほんとに数えたの?」と訊いてみたい気もしますが、千本を超えるものは、ほとんどが、梅干しや梅酒用など、梅の実を取るための実梅を育てているものです。和歌山県の南部梅林は、「一目100万本、香り十里」と云われていますが、実際は約7~8万本、それでも真っ白に一斉に咲く、梅の花は壮観でしょう。
実梅を育てるのが主でありながら、四国、七折梅林のように、新しく観賞用として梅林を造成し、赤、白、ピンクなどの苗木を2000本植栽しているところもあります。集客力間違いなしで、今後が楽しみです。ということで、初めての梅林を訪ねるときは、その梅林がどのタイプか知っておくと安心ですね。
さて、梅園を堪能したあとは、いつものとおり抹茶で一服です。場所はもちろん掬月亭(きくづきてい)。代々の藩主が愛して止まなかった茶室です。手前の一室でコンサートが行われていましたが、南湖を望む間は解放されていました。あ~、今年もこの素晴らしい景色を見ることができた、本当にありがたいと思います。
栗林公園は、ミシュランガイドで最高ランクの三つ星に格付けされ、アメリカの日本庭園専門誌では、足立美術館、桂離宮に次いで三番目、手入れされた松林を見ているとその理由もわかる気がします。
栗林公園一番のビュースポットから
池泉回遊式の庭園をぐるりと散策し、公園を出るところで、いつも重宝している「はたき」ですが、今日は見当たりません。「すみません!今日は、はたき、ないんですか?」とわざとらしい所望をしてみました。昨日の雨が地面に少し残り、今日もときどきぽつりぽつりと来ていたので、取り込んであったようです。専用の足置き台に足を乗せ、ぱたぱたするときれいにほこりがとれます。これはなかなかのすぐれものです。砂利道の多いところは、ぜひ設置されるといいと思います。こちら以外ではお目にかかったことがありません。それを見ていた他のお客さんも、試していました。
はたきは重宝します。
栗林公園を出ると、事前にネットで調べておいた、高松市讃岐うどんの名店「山田家本店」に向かいました。栗林公園から車で15分ほど。途中までくると、電柱に書かれたオレンジ色の広告が目立ちます。時刻は午後2時を過ぎていましたが、駐車場には結構な車がありました。第1から第4まで、100台は収容できるようです。まず目に入るのが堂々たる長屋門。そして中庭、母屋(お店)と続きます。とてもきれいに手入れされたお庭です。白梅や椿、サンシュユ、寒アヤメなど、とてもうどん屋さんのお庭とは思えません。
四国で本場の讃岐うどんを食べたい!ということで、何度かセルフのお店を訪ねましたが、期待を裏切られることが多く、今日はセルフ以外のお店で食べようと思っていました。
お店の前で客を待ち構えるように立っているスタッフ。お庭が見える畳の席と、普通のイスの席があります。こちらの一押しのメニューは、「釜ぶっかけ」です。もと造り酒屋の旧家だったようで味もさることながら、その構えに圧倒されます。高松に行かれた際は、ぜひ寄られてみてはいかがでしょう。
店構えが素晴らしい山田家本店
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