平成17年11月3日 岡山県大会1区を力走する新谷仁美 この年、興譲館は初優勝しました。(筆者撮影)
今年も、高校駅伝の暑い季節がやってきました。地元・岡山興譲館の活躍が期待されるところですが、一番の関心は、優勝はもちろん、なくても連続表彰台を堅持できるかどうかというところです。全国の各都道府県の予選会では、前回優勝の愛知の豊川高校の記録がトップで、興譲館、白鳳女子(同タイム)と続いています。
各コースの形状や当日の天候等により、条件が随分異なりますので、当然そのまま鵜呑みにすることはできません。ただ、その後、各エリア別の地方大会も開催され、記録会もありましたので、そのあたりを総合的に評価し、優勝校を予想してみたいと思います。高校女子駅伝のファンである一個人の勝手な予想ですので、あてにはなりません。
まず、前年優勝で、予選会でも一番記録の良かった豊川高校です。今年の特徴は、仙台育英高校からの転校生による戦力の増強、そして外国人留学生がいない点です。
昨年の成績ですが、タイムは、1時間7分29秒でした。(学年は当時)
第1区 安藤 友香(3)19:22
第2区 宮田 佳菜代(2)13:07
第3区 加治屋 ななこ(1)09:51
第4区 福沢 志穂(3)09:39
第5区 ワイナイナ・ムルギ(3)15:30
昨年の大会で、森監督が、「最終5区の段階で、トップとの差が30秒以内であればワイナイナで逆転できる」とのコメントは記憶に新しいところですが、今年はそのスーパーエースがいません。
今年の予選会の記録は、1時間8分24秒でした。
第1区 鷲見 梓沙(1)19:46
第2区 関根 花観(2)13:10
第3区 堀 優花(1)9:34
第4区 加治屋 ななこ(2)9:35
第5区 岩出 玲亜(3)16:19
昨年に、比べると、約1分近くも遅いタイムですが、3区、4区の3㎞では、タイムを上回っています。
さらに、東海地区での記録は、1時間9分17秒でした。
第1区 加治屋ななこ(2)19:42
第2区 山田日菜(1)13:26
第3区 堀 優花(1)9:28
第4区 神薗 奈苗(2)10:02
第5区 今井 優(2)16:39
ということで、メンバーですが、森監督が誰を1区にもってくるか非常に興味のあるところです。私は、経験があり一番安定性のある、ポスト安藤の加治屋ななこを1区に、2区を、昨年区間2位で、美しく素晴らしい走りをした、宮田佳菜代(復調していることを期待して)、3区を堀優花、4区を関根花観、最終5区を、予選会で好成績の岩出玲亜と予想してみました。タイムは、1時間8分16秒になりました。選手層の厚い、豊川高校、直前の一番状態のよいランナーを起用することで、多少メンバーの入れ替わりも予想されますが、特に大きく記録を落とす要因は見当たりません。
次回は、予選会第2位の岡山興譲館高校について、予想をしてみたいと思います。