未熟なカメラマン さてものひとりごと

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超初心者の山歩き 剣山編 -素敵な出会いに感謝 その1-

2013-06-19 21:45:37 | 山歩き

登山リフト 高低差330m 距離830mの所要時間15分

前置きが長くなりますが、レンゲショウマという花をご存知でしょうか。「森の妖精」といわれるほんとに可憐な花です。開花時期は、真夏で、茶花にも用いられることもあります。このレンゲショウマについて調べていると、一文字「キ」という言葉が前についた、キレンゲショウマという花があることを知りました。レンゲショウマに似ているということでその名前が付いたとありますが、実はあまり似ていません。今度は、このキレンゲショウマを調べていると群生地が、四国の剣山にあるということを知りました。そして、宮尾登美子の小説「天涯の花」で一躍有名になったともありました。それではと、この本を買い求め、読んでみることにしました。3年ほど前のことです。あらすじは、次のようなものでした。

(あらすじ)
捨て子で、養護施設で育った平珠子(たいらたまこ)は、中学卒業を機に、徳島県剣山の山中にある剣神社の宮司夫妻の養女となり巫女としての生活が始まる。山に住むのは宮司の白塚夫妻、測候所の職員、夏季に山小屋を営む佐川一家だけ。電気も通らず訪れる者もほとんどない、さびしく厳しい生活ながら、山に咲く花々は珠子の慰めだった。白塚夫婦の愛情、測候所職員の吉田、山小屋を営む佐川とその家族に見守られ、珠子は成長する。
しかし雪崩で吉田が遭難、病気がちだった母・すぎが相次いで亡くなり、珠子は山での生活に疑問を感じ始める。ある日、山中で倒れている男を発見した珠子は必至の思いで神社まで男を運ぶ。男は東京からキレンゲショウマを撮影に来たカメラマンの久能だった。
珠子の看病を受け、養生を続けるうちに互いは次第に惹かれてゆくが、久能には東京に妻がいた。
妻と離婚同然の状態の久能は、きちんと離婚して再び剣山に来ることを誓い、東京に戻る・・。珠子は佐川の息子、典夫から執拗に求婚され一度は傾くが断る。久能との出会い、別れ、再会。キレンゲショウマをはじめ、剣山に咲く花に囲まれた無垢な少女の成長を描く。(ウイキペディアより)

最近、私の周辺でも、剣山に行った、という人が何人か出てきました。こうして、ますます行きたいという思いが強くなりました。ちょうど、その頃、山歩き募集の新聞折込ちらしがあり、早速「剣山・キレンゲショウマ」に申し込みをしました。こうなってくると、専用のシューズから揃えなければなりません。福山市内のSC内にあるスポーツ専門店で、SCに行く度に、こつこつと揃えていきました。シューズ、ザック、パンツ、インナー、レインウエアなど、こうして、最低限の準備ができました。こうなると本番前に、一度下見をしておきたいと思うようになりました。週末しか出かけられませんし、天気のこともあります。当初6月15日の土曜日を予定していましたが、何と雨。翌日は回復するようでしたので16日(日)に決めました。剣山は標高1995mで、西日本では石槌山に次いで第2位の高さを誇りますが、リフトを利用すれば実は小学生でも気軽に登れる山なのです。
(つづく)



剣山には、巨樹が多い。これはトチノキ
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