未熟なカメラマン さてものひとりごと

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宿場町やかげ・圀勝寺のツバキと野上町・花桃の里 平成28年4月9日(土)

2016-04-14 00:06:58 | 神社・仏閣
この日は、11時からお花見の予定でしたが、その前にどうしても訪ねたいところがありました。お隣の町、宿場町矢掛・圀勝寺のツバキです。数日前に新聞に見ごろと紹介され、またしても先を越されてしまいましたが、それなら早朝にと、自宅を7時半に出発しました。
国道から、案内板にしたがって、山道を進むこと5分、幸いにも対向車に出会うことなく駐車場に到着しました。この日は朝霧が出てあたりは霧に包まれ、どこか幻想的な趣を漂わせていました。
駐車場から、降りる感じで山門に向かうと、とてもきれいなカイドウがあります。ほとんど散りそうな桜とのコントラストがとても味わいがありました。



朝霧の中の圀勝寺 手前のピンクがカイドウです。


カイドウのアップ。愛らしくて華やかな花です。

さてお寺は、朝早くから、地元の人がテントの下で接待の準備をあわただしくしています。
カメラマンはいないかと見渡すと、幸いにも二人だけでした。ツバキはまさに見ごろで、木の下は、落ちた花弁で赤く染まり、まるでじゅうたんが敷かれたように見えます。



深紅のビロードのようなツバキのじゅうたん

樹齢300年とも350年ともいわれるツバキは大きく枝を伸ばし、土塀の中と外に張り出しています。花は八重で大きく光沢があります。いったいこのツバキはどれだけの花芽をつけるのでしょう。何千でしょうか、何万でしょうか。静かな山里にウグイスの鳴き声がひびき、とてもさわやかな気分になります。
そうこうしているうちにも、数分感覚で、ポトン、ポトンと花弁が落ちてきます。
他に2人いたカメラマンも1人が帰り、残された老カメラマンに声をかけてみました。
「今日はどちらから来られましたか?」
すると、「姫路からです。朝5時から来ています」とのこと。
こちらは、有名で過去何度も来た事があるそうです。いったい家を何時に出たのでしょう。
失礼ながら、80歳ぐらいに見えましたが、そのパワーには驚くばかりです。



ツバキとカイドウと桜

こうして、30分ほど滞在し、圀勝寺をあとにしました。
帰りに寄るのが、井原市野上町の花桃の里です。国道から井原ゴルフ倶楽部に近いところにある花桃の里ですが、こちらもちょうど見ごろでした。
菜の花と、花桃のコントラストは実に鮮明で美しいのです。この里の花桃は、ある個人の方が熱心に育てられ、ご自宅を取り囲む感じで植えられた花桃は、まるで桃源郷のようです。
昨年、その苦労話をお聞きしましたが、白とピンクがうまく融合し、1本の木でその変化を楽しめるのが、ポイントですが、今年は、白の木とピンクの木がはっきり分かれているような感じがしました。



井原ゴルフ倶楽部への途中にある花桃の里


花桃(源平枝垂れ桃)のアップ


菜の花と花桃の組み合わせはとても華やかです。

このあと、見ごろを過ぎた井原堤を見たあと、自宅に帰り少し休憩した後、嫁入らず観音の花見の会場に向かいました。とにかく忙しい一日となりました。



散り始めた井原堤


嫁入らず観音院の桜、もう少し楽しめそうです。


大勢の花見客で賑わっています。
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