未熟なカメラマン さてものひとりごと

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“やぶ椿と山桜の里”芳井町共和を訪ねて

2020-03-28 23:49:02 | 花の名所
仕事休みのこの日、天気が良かったので、高梁市成羽町の弥高山方面にドライブに出かけることにしました。
桜やツツジには少し早い今の季節ですが、職場の同僚から、「山桜がきれいに咲いていましたよ!」との情報を得て、ダメもとで出かけることにしたのです。
井原市中心部から芳井町に入り赤いダンプと遭遇しながら北上、共和地区あたりで、旧共和中学校の背後の山あいに、ピンクと白の山桜が一瞬見えました。
同僚から聞いた場所ではありませんでしたが、あまりにもきれいだったので、よし帰りに寄ってみようと思ったわけです。


出谷(いでたに)


満開の白梅


枝垂れもありました


広場の全景です。井原市芳井町東三原出谷は、現在8世帯、人口総数11人の限界集落です。


スイセン


直立の松。この下の広場で年に数度バーベキューをして親睦を深めます。

目的地、弥高山の成羽町と接するのが、井原市最北端・東三原の出谷(いでたに)です。
ゆるやかな傾斜地には、もう何年も前から蕎麦が植えられ、風情のある景観として絶好の被写体になっていましたが、昨年は残念ながら諸事情により植えられませんでした。
荒廃した敷地の脇にある梅の並木の下に、フキの群生、並木に沿って水仙も植えられています。心底癒される、のどかな里山の風景が広がっていました。
民家は、ぽつんぽつんと数えるほど。まさに限界集落といえるでしょう。


弥高山(やたかやま)

次に向かったのが、本日の目的地、弥高山です。出谷から車で5分ほどの距離です。
当然ながら、この季節、しかも平日とあってほとんど人の姿は見えません。
お碗を伏せたような山には、周囲をぐるりと遊歩道が整備されています。歩くにしたがって眼下に広がる山々。360度の大パノラマ、実に爽快です。
実は、ここ弥高山は雲海の名所。数年前には全国放送NHKニュースで実況中継されたこともありました。
4月初めから5月の連休あたりが一番観光客の多いシーズンです。山は新緑とコバノミツバツツジに覆われ弥高つつじ祭が開催されます。。



遊歩道を歩くと、すぐに眼下にご覧のような景色が広がります。


ベンチ。タバコの吸い殻入れがありました。撤去してもいいのでは?


山の中に見える川上町高山市


山並みの中に見つけた、ぽつんと一軒家。人の気配は感じられません。


千手観世音菩薩立像 弥高山四国霊場・71番札所弥谷寺


頂上近くにある東屋 弥高山は雲海の名所です。


頂上です。


両側に桜の大木 咲くころは特別にきれいでしょうね。


売店の横にひときわ目を引く紅梅がありました。

やぶ椿と山桜の里・共和

弥高山からの絶景を楽しんだ後、往き道で出会った、山桜の写真を撮りたくて共和地区に戻ってきました。
向かうは、旧共和中学校の裏山です。道路は、県道294号線(下鴫川上線)となっていました。山道を歩くにしたがって、山の両側に山桜が見えてきました。
これはきれい、なかなか絵になる景色が広がっています。道は、山奥まで続いているようでした。もう少し、もう少しと進み、結局、引き返すまで片道500mは歩いたでしょうか。
道路沿いには、点々と民家もあり実にのどかです。

道路沿いの山裾には、やぶ椿が自生しており、赤い花がところどころに落ちています。この山桜とやぶ椿、限られた季節のたったひと時のことですが、知られずにいるのはもったいないと思いました。福山市内海町田島の「やぶ椿と水仙の里」に対抗して「やぶ椿と山桜の里♡共和!」として観光アピールしてはいかがでしょう。



遠景。吉野とまではいきませんが、とにかく美しい。


青空と針葉樹


さらに近づくと、幻想的な雰囲気に


大切にされている辻堂がありました。


やぶ椿の群生が山裾にありました。

撮影日=令和2(2020)年3月23日
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