未熟なカメラマン さてものひとりごと

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六甲で出会った、ヒマラヤの青いケシ 平成30年6月4日(月)

2018-06-09 21:15:02 | 花の名所
六甲山頂付近にある、六甲高山植物園を初めて訪ねました。自宅から2時間45分、距離は205kmでした。時間も距離もどういうこともないのですが、一番堪えたのが、高速料金でした。平日なので、割引がありません。今更ながら遠くに出かけるときは、曜日を選ばなくてはと反省です。
さて、六甲に近くなりナビに従って進むと、途中、道が幾方向にも分かれているところに何度か出くわしました。ナビがあるとはいえ瞬時に判断しないといけません。実際に一度間違えてしまいましたが、ここが都会の道路の怖いところですね。

そして道は裏六甲ドライブウエイへ。なんとか、植物園の西入口に到着することができました。駐車料は平日のため無料でしたが、週末は500円、繁忙期は1000円と高めの設定です。
入園料は620円でしたが、とても親切な受付の方に「JAFカードをお持ちでしたら100円の割引になりますよ」とわざわざ教えていただき、520円で済みました。



ニッコウキスゲの群生


ニッコウキスゲはユリ科の植物


木立に囲まれた ショップアルピコラ



ナデシコ科「シレネ・ディオカ」


マツムシソウ 日本の固有種、産地の草原に生育する

入り口を入るとまず正面に迎えてくれるのが、湿性植物区の“ニッコウキスゲ”の群生です。
一面に山吹色の花が咲き誇り、とても華やかです。右手に池を眺めながら遊歩道をさらに進むと、ロックガーデンに出ます。そしてその左手にあるのがヒマラヤ区です。



メコノプシス・ベトニキフォリア(ヒマラヤの青いケシ)

そこで出会ったのが、ヒマラヤの青いケシと呼ばれるブルーポピー“メコノプシス・ベトニキファリア”です。ここには約1000株ほどあり、次々と花を咲かせています。
実は地元岡山の半田山植物園で、十年以上前に一度だけ見たことがありますが、それ以来のご対面でした。神秘的な美しいブルーにすっかり魅了されてしまいました。

この植物園は、六甲山頂付近、海抜865メートルにあり、北海道南部に相当する恵まれた気候を利用し、高山植物を中心に世界の寒冷地植物、六甲山自生植物を、約1500種を栽培しているそうです。



コマクサ 高山植物の女王と称される

次にお目にかかったのが、ロックガーデンの高山植物の女王と言われる“コマクサ”です。一生お目にかかれないと思っていた高山の可憐な花が、公園の岩場に当たり前のようにひっそり咲いているのを見て、何とも言えない感動に襲われました。



キレンゲショウマ 花期:7~8月

このあと、さらに驚いたのが、”キレンゲショウマ“があることでした。花期はもう少し先ですが、四国の霊峰・剣山でしか見ることができないと思っていたあの花が、ここに来れば見れるということでした。



ムラサキツリガネツツジ 紫色の濃い釣鐘状の花をつける


シライトソウ絹を束ねたような花の姿に由来


オオバオオヤマレンゲ 名前は大山(大峰山)に咲く蓮華のような花という意味


ヤマシャクヤク ややうっすらとした深山の樹林下に生える


広い園内  休憩所から見るロックガーデン 


クリンソウ 色は赤、ピンクが主ですが、白もある


クリンソウの群生

最後に美しいと思ったのが、湿性植物区の“クリンソウ”です、色はピンクが主ですが、白っぽいものや濃いものもあり、その群生はまさにお花畑、美しいグラデーションは見ごたえがあります。
ぐるっと周遊すると、いい運動量になります。今度は違う季節に一度訪ねてみたいと思いました。山野草の好きな方にはたまらない場所ですね。



オキナグサ 花が終わり、風に飛ばされやすくなった実


クサタチバナ ガガイモ科の多年草


チョウジソウ 星型の青紫の花を咲かせる宿根草


ショップ前の小さな池

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