栗林公園 北梅園のジョウビタキ
吉野川市美郷の梅の見ごろがもう少し先だったので、すっきりせず、それではと、満開が確実な栗林公園の梅を見て帰ることにしました。公園の駐車場は予想通り満車で、いつものおばあちゃん、おじいちゃんが管理している角の駐車場に車を停めて栗林公園に入りました。先ず向かったのが北梅林です。
梅林に近づくと視野に突然、ピンクや白の満開の梅が入ってきます。なんと美しい。観賞用に手入れされた梅はコンパクトで美しいものです。ピンク色でも赤に近い濃い目のものからうすいものまで。白梅もあって一面にいい香りが立ち込めています。スマホから超特大のレンズを装着した人まで、カメラマンも様々です。
うれしいのは、人がこんなに大勢いるのに花の蜜を吸いにやってくるメジロやジョウビタキなどの愛らしい小鳥たちに出会えることです。人に慣れているのでしょうか、かなり近いところまで接近しても逃げません。ちょうどこの日は青空が広がり被写体としては申し分ありませんでした。
撮影がひと段落したあと次に向かったのが、掬月亭(きくげつてい)です。栗林公園に来たらかならずここで抹茶をいただくことにしています。和室からは、近年整備された、涵翠池が正面に見えます。
一番のビュースポット 飛来峰からの眺望
このあと、南湖が見える掬月の間に移動します。部屋からはエメラルド色の南湖が一望でき、まさに殿様気分を味わうことができます。左手奥に偃月橋(えんげつきょう)、周遊する和船も見えます。風が吹き池の水がさざなみを立てています。何と美しいことか、しばしその余韻に浸ってしまいます。
国の特別名勝に指定されている栗林公園、パンフレットには一切記載されていませんが、アメリカの日本庭園専門誌では第9位、ミシュランガイドでは三ツ星、マップルの日本庭園ランキングでは、第1位にランクされていますので、その素晴らしさは誰もが知っているところです。
こうして栗林公園を満喫したあと、名物讃岐うどんを食べて帰ろうと思いました。出口にある物産館で入手した「さぬきうどん百店満点」というパンフレットと、タブレットの食べログを参考にしながら、近くの人気店を探します。時刻はすでに午後3時を過ぎていたので、すでに閉まったお店もありました。最終的に選んだのが、「手打十段うどんバカ一代」というお店でした。
この時間、店の外に行列こそできていませんでしたが、店内は満席状態、注文の列に並びました。この店のウリは、茹でてから10分以上たったうどんは出さない、というものでした。また、このお店が元祖という「バターうどん」というメニューもありました。席数は42席でもちろん相席です。客層は口コミに敏感な若いカップルが多く、正面のメニュー以外の三面の壁面上部には、ぐるりと有名人の色紙が貼られていました。ちょうど前に座った、かわいい若い女性の「わー、おいしい!」という1オクターブ高い声に思わず笑ってしまいました。
私は、定番の「ざるうどん」を注文しましたが、味はいうまでもありません。人気店の理由がわかる気がします。店名もユニークです。昔、空手バカ一代という漫画がありましたが、それに倣ったのでしょうか。
高松に来たらおいしい本場讃岐うどんを食べるのが楽しみの一つです。最近では、山田屋本店、もり家などが記憶にあたらしいところです。次はどの店を訪ねてみようかと思いながら高松をあとにしました。
讃岐うどんの人気店 うどんバカ一代 街中にあります。
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