未熟なカメラマン さてものひとりごと

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すごい美人です。

2008-05-28 22:26:22 | 美術館・博物館


 またまた先日の美術館友の会で大阪を訪ねたときのお話です。
 大阪市立東洋陶磁美術館で見た写真の婦女俑、高さ40㎝ほどのさほど大きくないものですが、ちらちらと何回も見ているうち、だんだんその魅力の虜になってしまいました。
 俑とは、中国で、死者とともに埋葬した人形のことです。死者の臣下・妻妾・衛兵・愛玩動物などをかたどっています。材質により、陶俑・木俑・金属俑などに分けられます。しかるにこれは陶俑ですね。この婦女俑(婦人俑ともいいます)丸い回転盤の上に乗りぐるぐる回転しています。
 ゆったりとした衣をまとって、随分太めの体型(失礼!)です。「この人は妊婦ですか?」と聞いた人もいたくらいです。顔はしもぶくれ、目は細めで少々吊りあがっています。鼻も唇もなんとも小さめです。
 ボランティアガイドさんによると、唐代の美人の典型とか。時代も変われば要件も随分違うんですね。
 以下、美術館の説明書きです。
 「大きく結いあげた髷の切れこみにはかんざしが、胸の前にかかげた手の指先には小鳥がとまっていたらしい。素焼の塑像の表面に胡粉(ごふん)を塗りつめ、その上から泥絵具で彩色してあったが、土中で色はほとんど剥落している。唐時代にはこのような加彩のほか三彩による俑も多い。若い女性の初初しさが余すところなく捉えられ、数ある婦女俑のなかでも屈指の名作として知られている。」



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3 コメント

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Unknown (太陽の息子)
2008-05-29 15:01:05
今日は散歩によって見ました、(*^_^*)
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Unknown (タケちゃんマン)
2008-05-29 21:27:19
唐独特の婦女が描かれていますね、
なんて良く分からないが、イメージが良く出てくる中国独自の体系でしょうか、(此れも失礼ですね)
感動しました。
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Unknown (さても)
2008-05-30 00:41:57
太陽の息子さん、タケちゃんマンさん、こんばんは!
中国の婦女俑の中でもこの像はほんとに逸品だと思いますよ。
大阪に行かれたら寄ってみてください。
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