未熟なカメラマン さてものひとりごと

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九州の旅 くじゅう花公園~九重夢大吊橋

2011-06-09 21:54:08 | 観光名所
「スカイパークあざみ台展望所」
黒川温泉・優彩を8時半ごろ出発。本日最初の目的地は大分県のくじゅう花公園です。国道442号線をまっすぐ進みますが、黒川温泉の中心街から3キロほど離れたところにも旅館がありました。広範囲に点在しているようですね。さて温泉を抜けるとすぐに見晴らしの良い高原が見えてきました。瀬の本高原です。まさに草原の中を走る自動車道、とてもさわやかです。こちらでもたびたび停車して撮影しました。さらに進むと、丘の上にぽつんと立つ、ホテルのような建物が見えてきました。
「××展望台」と書かれていたように思いましたが、帰ってから思い出そうとしても、グーグルの地図を検索しても、なかなかわかりません。それでも、「久住 + 展望台」で検索してなんとか見つけることができました。「スカイパークあざみ台展望所」でした。そのホームページには、=阿蘇久住国立公園を大パノラマ展望が日本一と絶賛される=とあります。確かにホテルの建物の向こう側から見る景色には言葉を失います。大観峰から見る壮大な景色もそれはそれで素晴らしいのですが、このあざみ台から見る景色も決して劣っていません。山並みが眼下に一望に見渡せる大パノラマ。この日は視界が今一つ悪く、遠くまで見えませんでしたが天気の良い日には、阿蘇五岳(あそごがく)がしっかり拝めるそうです。他に観光客の姿はなく、まさに独り占め(二人占め)の状態でした。近くに行かれたら是非、皆さんもお立ち寄りください。ご覧になるときっと感動されると思います。

瀬の本高原は緑のジュウタン


その眺望は日本一と絶賛されるスカイパークあざみ台展望所

「くじゅう花公園」
さて、ゆっくりしている時間もないので車を急ぎ走らせます。しばらくして目的地「くじゅう花公園」に到着しました。広い駐車場、停まっている車はそう多くありません。マイクロバスでの団体さんが何組かありました。入園ゲートもどちらかというとこじんまりした感じです。実はそれほど期待していたわけでもありませんでしたが、入園料600円のチケットを購入して中に入るとまさに期待以上。ゲートの前の丘には一面に花が見事に植えられています。園内の建物も木調感覚のもので、見事に花畑に調和しています。借景に久住高原を抱き、ここから見る景色は、いまだかつて経験したことのないものでした。
 見取り図を片手に進むと、すぐにあるのが、カントリーガーデンです。高い花、低い花、そして見事な色調。数年前のTVドラマ「風のガーデン」を思い出しました。平原綾香の歌声が聞こえてくるようです。

カントリーガーデンは癒しの風景

しかし、それは序章に過ぎませんでした。この花公園、実は花の丘がいくつもあり、芝桜、7万株のネモフィラ、リビングストンデージー、ポピー、などがそれぞれの丘一面に植えられています。花好きの人にはたまらないでしょう。季節的には、1年でこの時季が一番いいのかもしれません。サルビア、ラベンダー畑もまた別の丘にあり、これらは夏の景色を彩るのでしょう。
一番の圧巻は、なでしこやノースポール、ムルチコーレなど8種、11色の色とりどりのお花を植え付けられている「春彩の畑」です。いろんな花を混植しハーモニーを奏でる。その全景は、まさにパッチワークのようです。これだけ広範囲にわたる花の丘、その労力はいかほどのものでしょう!このように手のかかった、お花畑は見たことがありません。まさに感動そのものでした。


春彩の畑は、まるでお花のパッチワーク

「九重・夢大吊橋」
くじゅう花公園をたっぷり堪能したあと、今回の旅の最終目的地、九重夢大吊橋を目指します。それにしても、九重は「ここのえ」で、くじゅうは「久住」ですからややこしいですね。さて、目的地に近づくにつれて、あたりは市街地になりました。このようなところにはたしてあの吊橋があるのだろうかと思いながら走っていると、やがて市街地を抜けすぐに目的地に到着しました。入園料500円を払って橋に向かいます。橋の前で、「よかったらシャッター押しますよ!」「無料ですよ!」あ!そう、無料なら折角なので撮ってもらおうかとなったわけです。これがよくなかった。「こちらのカメラでも撮らせてくださいね。買う買はないは、ご自由ですから1枚だけ!」とのこと。こういう商売もあるのか、うまく考えたものだと思いました。おそらく、橋の向こう側から帰ってくるころには出来上がっていることでしょう!さて、橋は、左側通行ですが、この日の観光客はとても多く、まるで都会の歩道を歩いているようでした。

記念撮影をするグループ

しかし、この時間の天候は悪く、今にも雨が降りそうでしたが、吊橋の上では傘はさせません。警備員が何人も行ったり来たりと監視しています。確かに深い渓谷。橋からは、遠くの山並みや、日本の滝百選と云われる滝の流れも見ることができ、なかなかの眺望です。吊橋だけあって少しは揺れますが、全く苦になりません。往復して帰ったところで、呼び止められました。「出来てますよ!せっかくですから記念にどうですか!一枚千円です」心の優しい私は、結局、買い求めたのでした。
お土産を買って、駐車場に戻るころに雨が降ってきました。最後の最後まで待っていてくれた、本当に天に感謝の旅でした。帰りは九重ICから笠岡ICまで、またまた500キロの道のりでしたが、愛犬に会えると思うと、少しも苦にならないと思う私でした。

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