未熟なカメラマン さてものひとりごと

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深紅のビロードのジュウタンが美しい! 矢掛・圀勝寺の落ち椿 平成31年4月15日(月)

2019-04-16 23:57:39 | 花の名所
今年も、矢掛・圀勝寺に落ち椿を見に行ってきました。実は先週も早朝に出かけたのですが、まだまだ見ごろではありませんでした。境内を箒できれいに掃き清めていた住職いわく「今年は遅れていますね。昨年の今頃は見ごろだったのに残念でしたね」と気の毒そうに話しかけてくれました。
同じ時間に、来ていたご老人は、広島市内からわざわざ車を飛ばして来たそうです。昨年、来て感動したので、今年も来たとのことでしたが、私以上に気の毒でした。


【4月8日の様子】

参道から見た周辺の様子です。


参道を進む。正面が山門です。


桜が満開でした。


駐車場の隅に大きなカイドウの木がありました。

さて、この日、到着したのは早朝の7時過ぎ。霧の濃い朝でした。先客の女性カメラマンが一名、すでに撮影をしていました。強い日差しが差し込む前で、人が少なくて撮影の邪魔にならず、また、国道からの道が一部離合できない箇所があり、対向車が少ないこの時間がベストなのです。
街中の喧騒を離れ静寂が漂う境内、聞こえるのはウグイスのさえずりのみです。後方の山も若葉に変わり、なんだか身を清められそうな美しさを感じました。
この大椿、樹齢は350年以上といわれています。この時季、大きな無数の八重の深紅の花弁を付け、ボトリ、ボトリと落下します。花弁は散る事無くしっかり形を残し、落ちてもしばらくの間は、その美しい姿を維持するのです。

こちらには、10年以上も通っていますが、最初の頃は落ちた椿の周辺を囲む縁取りがなく、その後、竹を半弧上に丸く折って周囲を囲んだり、プラスチックの垣で囲ったりとしていましたが、最終的に現在のリュウノヒゲ(タマリュウ)に落ち着いたようです。

この圀勝寺、756年、遣唐使だった吉備真備(きびのまきび)の開創と伝えられています。寺名ですが、1730年、真備の父の名前、下道圀勝にちなんで改称されたようです。
本尊は地蔵菩薩、貯蔵する銅製骨蔵器(吉備真備の祖母を火葬にし埋葬したもの)は国の重要文化財に指定されています。
昨年の12月、NHK BSプレミアム「英雄たちの選択」でも紹介されましたね。
毎年、4月の第2日曜日を中心に「つばき祭り」が開催され接待が行われます。


【4月15日の様子】

霧の濃い朝でした。


駐車場側にある通用門


入って左手の奥に、大椿が見えます。借景となる山の青葉が清々しいですね。


椿のジュウタン、見ごろでした。


やや下から見たところです。


さらにアップで見るとこんな感じです。


塀の外側にもたくさん落ちています。


花弁は大きくて、深紅の八重咲き、まるでカーネーションのようです。


手水鉢にもたくさん落ちていました。誰かが並べたのかも??


上から見た大椿


右の奥が光助霊神宮。平成18年に建て替えられたものです。


境内にヤマツツジが咲いていました。


カイドウが印象的でした。



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