投稿日:令和2年(2020)7月27日(月)
(生きたタマムシを発見!)
勤務先近くの歩道で、一匹の昆虫を発見しました。よく見ると、タマムシ(ヤマトタマムシ)でした。
死んでいるのかと思って、触ってみると、何と生きているではありませんか。
足をしきりに動かしていたので、早めに写真に撮っておこうと、カメラを準備し急ぎ会社に戻りました。
受付カウンターの上に置き、何枚か撮影しましたが、今にも飛び立ちそうでした。
そしてついに飛翔、玄関の自動ドア付近に落ちてしまいました。
そのとき、突然、同僚が帰ってきて思わず踏みそうになり、「うわ!」と顔を背けましたが、何とタマムシは無事だったようです。
やれやれと、玄関先の植え込みに離してやりました。
今にも飛びそうなタマムシ
過去のブログで、ご紹介した、「タマムシの死骸を発見!」前回見つけたタマムシはもう7年前になります。
タマムシの羽は、ご存知のとおり独特のグリーンと赤の金属色。見る角度によって微妙に色を変えます。まったく劣化しないので、いつまでもきれいなままです。飛鳥時代の玉虫厨司に用いられたのもわかりますね。
私も前回のタマムシ(死骸)を大事に保管しています。
このタマムシ、我・田舎の街中でもほとんど見かける機会がなく、私の人生で記憶にあるのはたった数回です。
情報によりますと、タマムシが成虫として活動するのは、7月の後半。おもにエノキやケヤキの上の方で飛び回っているとか。
会社の玄関先にも何本かのケヤキが植栽されていて、先日業者が剪定したばかりでしたが、その匂いに誘われてやってきたのでしょうか。
タマムシの成虫での寿命は、1~2ヶ月、その間に相手を見つけて子孫を残さなくてはなりません。
全国的にも絶滅危惧種に指定されるケースも多いようですが、果樹園では害虫として疎まれていることもあるようです。何とかうまく共存できるといいですね。
(何とタマムシを使って製作された茶道具が現代にあった!!)
ネットで、いろいろ調べているうちに、とある美術館に、タマムシ(以下、玉虫)を使った茶道具があるとの情報を得てびっくり。
この茶道具が展示されているのは、飛騨高山にある、茶の湯美術館です。
館のホームページによりますと、1300年前(飛鳥時代)に作られた法隆寺の国宝「玉虫の厨子」に魅せられ、その輝きを現代に再現しようと考えたのがきっかけとなり、中田館長が石川県輪島市の職人に製作を依頼したそうです。
そして、輪島の伝統工芸士ら約数十名が、産卵後死んだ玉虫の羽を利用し2年の歳月を費やして完成、玉虫を使った日本で唯一の漆芸作品が完成したのでした。
もちろん輪島では初めての素材であり試行錯誤の末、小振りで円形の物が多い茶道具に玉虫の羽を隙間なく貼り詰める方法を考案したそうです。
はじめに羽裏を薄く削り色ごとに選別したものを2ミリ角にカットし、輪島塗の漆器の表面に一片ずつ貼り付けて仕上げていくという、気の遠くなるような作業工程です。
まさに輪島の職人の技と根気強さが結集した作品です。
私も、茶道を習う一人として、いつの日か、その茶道具を拝見したいと思いました。
宮城県仙台市に似たような呼び名の工芸品・玉虫塗があります。こちらは、実際に玉虫を使うのではなく、塗りを重ねることによって、光の加減で色合いが微妙に変わり、玉虫の羽の輝きと似ていることから、玉虫塗と名づけられたそうです。
(ご参考と宣伝)
タマムシに興味を持たれる方も多いようで、私の関連記事には、多くの方にお越しいただいているようです。
このタマムシを含め、このブログでの人気記事をご紹介させていただきます。
興味をお持ちになりましたら、是非覘いてみてください。
ブログ名:未熟なカメラマン さてものひとりごと 人気記事・最近3か月のベスト5
第1位 遊女たちの悲しい物語があった。(2009.9.27投稿)780PV
第2位 そば打ちの基本を学ぶ そばが切れる原因(2020.2.17投稿)760PV
第3位 タマムシの死骸を発見(2013.9.9投稿)611PV
第4位 悠久の時を越えて1000年 醍醐桜 (2017.4.17投稿)439PV
第5位 NHK BSプレミアム『八つ墓村』ロケ地を訪ねて その2矢掛編(2019.11.25投稿)357PV
当ブログで使用した画像のご紹介
画像は、主にストックフォットサイト・PIXTAでご覧いただけます。
最初の検索画面で、satemo と入力、右側の写真・イラストから‘クリエーター’を選択、一旦画像が出て来たら、 ‘もっと見る’をクリックすると約1000枚をご覧いただけます。
(生きたタマムシを発見!)
勤務先近くの歩道で、一匹の昆虫を発見しました。よく見ると、タマムシ(ヤマトタマムシ)でした。
死んでいるのかと思って、触ってみると、何と生きているではありませんか。
足をしきりに動かしていたので、早めに写真に撮っておこうと、カメラを準備し急ぎ会社に戻りました。
受付カウンターの上に置き、何枚か撮影しましたが、今にも飛び立ちそうでした。
そしてついに飛翔、玄関の自動ドア付近に落ちてしまいました。
そのとき、突然、同僚が帰ってきて思わず踏みそうになり、「うわ!」と顔を背けましたが、何とタマムシは無事だったようです。
やれやれと、玄関先の植え込みに離してやりました。
今にも飛びそうなタマムシ
過去のブログで、ご紹介した、「タマムシの死骸を発見!」前回見つけたタマムシはもう7年前になります。
タマムシの羽は、ご存知のとおり独特のグリーンと赤の金属色。見る角度によって微妙に色を変えます。まったく劣化しないので、いつまでもきれいなままです。飛鳥時代の玉虫厨司に用いられたのもわかりますね。
私も前回のタマムシ(死骸)を大事に保管しています。
このタマムシ、我・田舎の街中でもほとんど見かける機会がなく、私の人生で記憶にあるのはたった数回です。
情報によりますと、タマムシが成虫として活動するのは、7月の後半。おもにエノキやケヤキの上の方で飛び回っているとか。
会社の玄関先にも何本かのケヤキが植栽されていて、先日業者が剪定したばかりでしたが、その匂いに誘われてやってきたのでしょうか。
タマムシの成虫での寿命は、1~2ヶ月、その間に相手を見つけて子孫を残さなくてはなりません。
全国的にも絶滅危惧種に指定されるケースも多いようですが、果樹園では害虫として疎まれていることもあるようです。何とかうまく共存できるといいですね。
(何とタマムシを使って製作された茶道具が現代にあった!!)
ネットで、いろいろ調べているうちに、とある美術館に、タマムシ(以下、玉虫)を使った茶道具があるとの情報を得てびっくり。
この茶道具が展示されているのは、飛騨高山にある、茶の湯美術館です。
館のホームページによりますと、1300年前(飛鳥時代)に作られた法隆寺の国宝「玉虫の厨子」に魅せられ、その輝きを現代に再現しようと考えたのがきっかけとなり、中田館長が石川県輪島市の職人に製作を依頼したそうです。
そして、輪島の伝統工芸士ら約数十名が、産卵後死んだ玉虫の羽を利用し2年の歳月を費やして完成、玉虫を使った日本で唯一の漆芸作品が完成したのでした。
もちろん輪島では初めての素材であり試行錯誤の末、小振りで円形の物が多い茶道具に玉虫の羽を隙間なく貼り詰める方法を考案したそうです。
はじめに羽裏を薄く削り色ごとに選別したものを2ミリ角にカットし、輪島塗の漆器の表面に一片ずつ貼り付けて仕上げていくという、気の遠くなるような作業工程です。
まさに輪島の職人の技と根気強さが結集した作品です。
私も、茶道を習う一人として、いつの日か、その茶道具を拝見したいと思いました。
宮城県仙台市に似たような呼び名の工芸品・玉虫塗があります。こちらは、実際に玉虫を使うのではなく、塗りを重ねることによって、光の加減で色合いが微妙に変わり、玉虫の羽の輝きと似ていることから、玉虫塗と名づけられたそうです。
(ご参考と宣伝)
タマムシに興味を持たれる方も多いようで、私の関連記事には、多くの方にお越しいただいているようです。
このタマムシを含め、このブログでの人気記事をご紹介させていただきます。
興味をお持ちになりましたら、是非覘いてみてください。
ブログ名:未熟なカメラマン さてものひとりごと 人気記事・最近3か月のベスト5
第1位 遊女たちの悲しい物語があった。(2009.9.27投稿)780PV
第2位 そば打ちの基本を学ぶ そばが切れる原因(2020.2.17投稿)760PV
第3位 タマムシの死骸を発見(2013.9.9投稿)611PV
第4位 悠久の時を越えて1000年 醍醐桜 (2017.4.17投稿)439PV
第5位 NHK BSプレミアム『八つ墓村』ロケ地を訪ねて その2矢掛編(2019.11.25投稿)357PV
当ブログで使用した画像のご紹介
画像は、主にストックフォットサイト・PIXTAでご覧いただけます。
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