未熟なカメラマン さてものひとりごと

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あじさい寺 大聖寺を訪ねて

2011-07-07 22:42:00 | 観光名所


7月2日(土)岡山県内では、よく知られたアジサイの名所、美作市大聖寺を初めて訪ねました。例によって井原から高梁に抜け、賀陽ICから岡山自動車へ、中国自動車作東ICで降りて目的地の大聖寺までの所要時間は、約2時間ほどでした。
山の中の細い道では、対向車が気になるところもありましたが、何とか無事に到着。駐車場は特に整備されたものではありませんが、駐車料=500円となっていました。受付でさらに入園料500円が必要となります。ここでは、無料の貸靴が用意されていました。境内、特にあじさい園は山道で舗装されていないので、汚れたりすべったりするのでしょう。私は事前にこの情報はつかんでいましたので、準備万端でした。
受付を過ぎると、七夕の笹竹があり、願いを込めた多くの短冊が下がっていました。さらに参道を進むと、左手、山の上に多宝塔が見えてきました。アジサイとこの多宝塔の組み合わせは、なかなかのものです。この多宝塔、実は、約30年前に建てられた新しいものだそうです。

強引にアジサイを取り込んで撮影しようと思いましたが。なかなか適当なアジサイが見つかりません。そういえば昨年、奈良の室生寺の国宝の五重塔を同じようにシャクナゲを取り込んで撮影したことを思い出しました。とにかく赤い塔と花はとてもよく似合いますね。
途中、小さな池があり黄色のコウホネが咲いていました。そしてハスの葉も茂っており7月には大きな幻想的な花を見ることができるでしょう。そして、ウシガエルでしょうか、低音で「グー!グー!」という鳴き声。とてものどかなあたりの雰囲気です。

少しして、巨大な二本のイチョウの木が山門の前に見えてきました。まるで杉のように見えます。その前のボード(案内板)に、吉川英治著の宮本武蔵の、沢庵和尚に杉に吊るされた場面が絵で紹介されていました。筆者はこのイチョウの木をヒントにあのシーンを思いついたそうです。
そして、その左手には、武蔵とお通の銅像がありました。その顔は誰かと思いましたが、役所広治さんと、古手川裕子さんがモデルの随分前のNHK大河ドラマの主人公でした。




お寺の拝観はあとにして、アジサイ園を先に見て歩くことにしました。緩やかな傾斜が続く山道、両脇にいろんな種類のアジサイが植えられています。ガクアジサイの紫の花弁はとても大きいものでした。山道は、ぐるぐる回りながら続いています。
大聖寺のアジサイ、山の傾斜地というか、お寺の背後の裏山に植えられているんですね。ちょっと想像と違いました。途中、蛇とも遭遇し、油断が許せないアジサイ園です。

事前の情報では、1万本のアジサイということでしたが、はたしてそこまであったかどうか。ぐるっと、アジサイ園を見た後、山門をくぐりお寺の中へ。沙羅双樹の白い花が咲いています。なかなか格式のある寺院です。資料によりますと、このお寺は738年行基菩薩により開山、真言密教の根本道場として、かつては西の高野山と称されたそうです。

また、山陽花の寺霊場 第十三番札所として、冬には数万本の南天が真っ赤な実もたわわに埋め尽くし、早春には500本にも及ぶ椿の花々、新緑の6月には、境内地1万坪のアジサイ園で、1万株を越す西日本最大級の規模を誇るアジサイが7月中旬まで見られるとのことです。(パンフより)

また、抹茶や、予約されば精進料理もいただけるようです。
お寺をあとにするときに、見かけたお詫びと称する白い張り紙には、昨年の厳しい夏、5月の低温により疲弊し、イノシシやシカの集団にアジサイの花芽を食べられて、アジサイ園はひん死の状態ですが、ヤマアジサイの植培を準備し回生を目指していく、、とありました。
それでは、入山料や、駐車料を考慮してもらいたかった、、と思ったのは私だけでしょうか!

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