未熟なカメラマン さてものひとりごと

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徳島県美馬市 本楽寺の石庭と・うだつのあがる町・脇町を訪ねて

2019-11-08 00:13:45 | 庭園
2019.10.14 久しぶりに瀬戸大橋を渡り徳島県を訪ねました。一番の目的地は美馬市の本楽寺です。
吉野川を借景とする本楽寺の石庭は、あの斉藤忠一さんの作庭とか。ホームページで見ると、川霧が発生し、遠く背後に見える山並みが借景となって、幻想的な雰囲気を醸しだしていました。
徳島県の美馬市は、香川県の南に位置し、岡山県井原市からの距離は意外に近く2時間ほどで行くことができます。坂出ICを下り、まんのう町を過ぎる頃、道の駅「ことなみ」で小休止し、そこから20分ほどで本楽寺付近に到着しました。しかし、寺は見えているもののどこから入ったらいいか、その道がわかりませんでした。



山越えの途中にあるまんのう町の道の駅「ことなみ」温泉も併設されています。

後ろに車が連なっているので、あまりきょろきょろもできず、結局一旦通り過ぎ、引き返して細い農道を感で寺方面に進み、対向車に避けてもらいながらやっとのことで到着です。
山門で、拝観料300円を払い、境内に入るとすぐそこにお目当ての石庭がありました。客殿の玄関から入り、縁側から見る石庭に言葉も出ません。
シンプルで、清楚、背後に庭園を取り囲む塀はなく、真下に有る国道も一切視界に入らず、背後に見えるのは、吉野川と遠くに見える四国山脈のみ。ほかでは見たこともないような、枯山水庭園です。

このあと、客殿から渡り廊下を通って茶室を見学したり、背後にある日本庭園を散策していると、時間はあっという間に過ぎてしまいました。


四国八十八景 本楽寺庭園


急な石段を上った先に山門があります。


山門をくぐると、枯山水庭が迎えてくれます。


斎藤忠一氏作庭の石庭、吉野川を借景としています。四国八十八景に選定されている見事な庭園です。


斜めから見るとさらに趣きがあります。


美しい本堂


客殿から茶室に続く回廊。固い岩盤の上に建てられています。


回廊から客殿を見る


茶室、近年に建てられたようです。


裏庭は回遊式庭園となっています。


露地から茶室が見えます。


真下に見えるのは吉野川

次に向かったのが、本楽寺から15分ほどの脇町の古い町並みです。道の駅の駐車場をうっかり過ぎてしまい、結局、美馬市地域交流センターに停めさせていただきました。
実は脇町の町並みを訪ねるのは3度目です。
約430mにわたって連なる家並みには、競うように「うだつ」が上がっています。
「うだつ」とは、防火用に隣家との間に設けられた土づくりの防火壁(袖壁)のことで、高額なことから富の象徴とされ、江戸中期より藍で栄えた町の繁栄を物語っています。

虫籠窓、格子造り、蔀戸、鬼瓦など南町通りの旧家ならではの建築風景を見ることができ、どこか懐かしさを覚えます。(昭和63年12月16日、重要伝統的建造物群保存地区に指定)


うだつの上がる町・脇町


大谷川に架かる南橋を渡り南町通りへ


最初に迎えてくれる町並み


白漆喰で野太いうだつ


見事な町屋


観光客が絶えません。


藍商として栄えた吉田家住宅。番頭さんの人形にはハッとします。


美しい町並みです。


鬼瓦が屋根の上で睨みをきかせています。


うだつが連なる町並み


どこか懐かしい町並みです。


自働電話?がありました。


脇町劇場。一本の映画「オデオン座・虹をつかむ男」をきっかけに町が改修復元。

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