未熟なカメラマン さてものひとりごと

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山門やお堂の張り紙

2009-07-07 23:17:19 | 神社・仏閣


 神社やお寺に行くと、山門やお堂の高いところにベタベタと貼られている張り紙をよく目にします。中には隙間のないほどびっしりと張られていることもありますね。これはいったい何でしょう!神聖な場所に無遠慮にでかでかと張って許されるものだろうかと、いつも不思議に思っていました。先日行った市内の古刹、法泉寺の山門にもご覧のように貼られています。
 ご存じの方には、そんなことも知らないの!?と叱られそうですが、ネットで少し調べて見ることにしました。この張り紙は千社札(せんしゃふだ、せんじゃふだ)といって、江戸時代に広まり、参拝した証として自分の名前入りのお札をおさめるものだそうです。貼ってある間は参籠しているのと同じ功徳を受けるというものです。但し、一部ではこの奉納を禁止しているところもあります。
 それにしても、とても普通では貼れない高いところに貼ってあるものもありますが、こういうところには「振り出し竿」という継ぎ足し式の竿と「夫婦刷毛(ばけ)」というものを使って張るのだそうです。また、一応マナーもあります。迷惑とされるものには次のようなものがあります。①シール式のもの②他人の千社札の上に貼る行為③色もの(本来は墨色の単色のもの)
 また、交換や蒐集、鑑賞などの目的のために多色刷りされた色札が作成されることもあります。愛好家同士で納札交換会を催して楽しむのだそうです。また京都の花街などでは名刺の代わりに図柄入りの千社札もあり花名刺とも呼ばれています。現在でもこのような千社札を作成する業者もたくさんあるようです。

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あのシーボルトも登った太子殿への山道

2009-07-06 00:35:23 | 歴史


 4日の土曜日、久しぶりに鞆を訪ねました。青空が広がる比較的良い天気でしたので、医王寺から鞆の町並みを写真に撮ろうと思いました。対潮楼からの眺めも素晴らしいのですが、医王寺から見る鞆の浦も素晴らしいものです。おそらく鞆一番の眺望だと思うのですが、さらにこの医王寺からはるか山道を登った先にある太子殿からの眺めは、まさに絶景。はるか仙酔島まで一望できます。
 医王寺には、太子殿登り口の案内板がありますが、所要時間とか何段とか一切説明がありませんので、初めての方はきっとそのきつさに参ってしまうことでしょう!急勾配の延々と続く石段。その石段にはNOがふられています。写真は最後の石段でNO.583です。さすがにここまで来ると息がきれそうです。
 実は、その昔あのオランダ商館の医師・シーボルトも1826年(文政9年)に植物や岩石の調査のためこの山道を登ったことが記録に残っています(江戸参府紀行)。同じように息を切らしながら登り、その絶景に溜息をついたことでしょう!

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いくら本皮とはいっても?

2009-07-01 22:54:43 | 観光名所


  日曜日に行った、石の風ぐるまで有名な常山公園でのおはなしです。店先のアジサイを写真に撮っていると、すぐに店の主人らしき人が出てきて、こちらの方がおもしろいですよ!これを写真に撮ったらどうですか!と声をかけてきたので、そちらの方に目をやると、なんと食用ガエル?のおもちゃでした。「これはよくできていますね~。手触りもいいし。」と感心してそのやわらかい合成皮革のような手触りの感触を楽しんでいると、主人が「何、云ってるんですか。この手や、足を見てみなさい!これ、本物ですよ。ほれ本皮と書いてあるでしょう!」。たしかに段ボールの切れ端に、本皮、1000円と書いてありました。そしてまたもやその主人「半分の財布もありますよ!」とのことでよく見ると、胴体の半分にチャックが付いているものもありました。「ひえ~~」と思わず口に出してしまいました。
 そしてその大きい方には何と紐が付いていました。首から下げたり、腰に提げたりとアクセサリーにもするのでしょうか!それにしてもそのように身に着けていることを想像するだけでもゾクッとします。こちらを見るカエル君の目がうらめしそうな感じにも見え、そそくさとその場をあとにしました。
 あとでネットで調べると、沖縄土産として結構売られているようですし、カエルの本皮も加工品として財布や小物入れなどに利用されているようですね。

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