未熟なカメラマン さてものひとりごと

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坂の町・尾道を歩く 新しいランドマーク・尾道市役所本庁舎屋上展望デッキと古刹・西国寺 令和2年6月22日(月)

2020-07-09 23:07:57 | 観光名所

倉敷市役所本庁舎に向かう途中民家の玄関先で花を咲かせていたサボテン

府中市の神宮寺でアジサイを鑑賞し終えたころ、時刻はちょうど正午になっていました。さて、このまま帰るのはもったいないと、今年1月に完成した尾道市役所本庁舎の屋上展望デッキに上がり、その眺望を楽しんでみたいと思いました。

尾道市役所本庁舎5階展望デッキ

手続きをする市民の方でしょうか、各フロアには大勢の人の姿がありましたが、エレベータで向かうのは最上階の5階です。
外に出ると、なんと展望デッキに人の姿はないではありませんか。

しめたと思いながらも、これだけの施設を誰も利用しないのは、どこかもったいない感じもしました。
ここは、まさに新しい尾道のランドマークです。
高いところからの眺望が大好きに私にとって、この場所はまさに願ってもないところ。
市役所のホームページによりますと、この展望スペースは休日夜間(午後9時まで)も開放されているとか。
中央部に機械室のようなものがありますが、周囲はぐるりと歩くことができ、360度の大パノラマ。
尾道水道はもちろん、千光寺山、西国寺や浄土寺奥の院展望台もしっかり見えます。

少し疑問に思ったことがひとつ。毎年20万人以上の人出でにぎわう「おのみち住吉花火大会 残念ながら、今年は新型コロナの影響で中止だそうですが」開催時、ここは開放されるのでしょうか。
観賞はもちろん、撮影にも最適な場所のように思われます。



誰もいない展望デッキ 素晴らしい眺望 正面の山は千光寺山


尾道水道 西方面


東方面、尾道大橋が見える


漁港が見える


中央に機械室、周囲はぐるり回廊、360度のパノラマ


尾道市街、正面の山の頂上は、浄土寺奥の院

真言宗醍醐派大本山 古刹・西國寺

次に向かったのが、西国寺です。もう随分以前のことですが、お茶会がこちらを会場に開催され、お邪魔したことがありました。
重要文化財の金堂を初め、三重塔、そして山門から続く石段のソメイヨシノが降り注ぐように咲いていたことを思い出します。
この日は、他に人の姿はなく、ひっそりとした境内でした。



駐車場から境内に向かう


見事な石垣


石段が続く


美しい境内


英霊殿




素晴らしい眺望、正面右に市役所新庁舎が見える


山門(仁王門)


大きなわらじ
三重の塔

尾道浪漫珈琲

このあと、行きつけの尾道浪漫珈琲で、フルーツワッフルとアイスコーヒーで一息入れたあと、少しの時間、尾道の象徴・坂道を探訪することにしました。


フルーツワッフル


冷たいアイスコーヒーに癒される

坂道を探訪

途中で出会ったのが、ベンチの下の日陰でお昼寝をするネコちゃん。まさに安心しきって、肉球までを見せて夢心地のようです。
あの仙人と呼ばれた画家・熊谷守一の猫に表情がとても良く似ていると思いました。
風情のある坂道を撮影した後、本日の予定を終え、尾道をあとにしました。



スタートは、天寧寺参道


坂道、天寧寺の三重塔が見える


なかなかの眺望


ベンチの日陰でお昼寝中のネコちゃん


尾道は坂が似合う


尾道水道を望む


宝土寺に出てきた


またしても坂道


山陽線を越える


商店街に出た。旧商工会議所は観光案内所
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広島県のアジサイの名所 府中市神宮寺を訪ねて 令和2年6月22日(月)

2020-07-01 23:14:20 | 花の名所

神宮寺遠景 手前がスイレンの池

知人から、「神宮寺のアジサイ、きれいだったよ!」との報告を受け、出かけることにしました。
当日は、快晴の30度を越える真夏日、アジサイに限っていえば、雨の方がよかったとも思いました。到着したのは10時頃、駐車場は半分ほど埋まっていました。
神宮寺の楽しみは、アジサイだけではありません。
駐車場の前の小さな池に、スイレンが、白、ピンク、黄色のかわいい花を咲かせています。



白、黄色、ピンクのスイレンがかわいい



駐車場の係りの方曰く、「午前中に来られてよかった!午後には花を閉じてしまいますから」とのこと。
スイレンというと、昨年訪ねた、高知県北川村のモネの庭や、三原市の三景園、津山市の衆楽園を思いおこしますが、こちらのスイレンも毎回楽しみにしています。


(神宮寺とは)

さて、神宮寺は真言宗御室派の寺院で、かつて南宮神社の一部だった寺です。「神宮寺」というのは、神仏習合時代に神社の中にある寺を指す一般名詞であって、固有名詞ではないのですが、神仏分離時に固有名詞を付けずにそのまま一般名詞が名前になってしまったと推察されます。

境内を中心とした約50アールで、80種3,000株のあじさいが咲き誇り、別名「あじさい寺」として知られています。 毎年6月中旬から下旬にかけては『あじさい祭り』が開催されています。
今年は新型コロナウイルスの関係で、モデルを招いての撮影会やバザーなどは中止となりましたが、地元の住民グループが苗を販売していました。

さて、スイレンを見たあと、いよいよアジサイの鑑賞ですが、暑い日ざしを受け、少し弱っている感じがしました。また、見ごろも少し過ぎているようにも思えました。


順路は概ね次のようになります。

1.エントランス 両側から迫る色彩豊かなアジサイ、たくさんの花を付けたヤマボウシも見事です。


道の両側のアジサイの色彩が美しい




濃い紫系のアジサイ


見事な花を付けたヤマボウシ




めずらしいアジサイ






水鉢に浮かぶアジサイの花弁





2.神宮寺境内に入り、めずらしい種類のアジサイを鑑賞











3.神社に通じる裏山の散策路のボリュームたっぷりのアジサイを堪能


南宮神社 参道脇のアジサイ


正面が南宮神社 遊歩道は石段を登って右に入ります。


ボリュームたっぷりのアジサイ






眼下は素晴らしい眺望です

(南宮神社)


広い境内

最後に、南宮神社の広い境内を散策します。
南宮神社の本殿(寛文9年(1669)の建立)は正面五間、奥行三間の巨大な堂で、市指定文化財となっています。外見では、寺とも神社ともつかない建物です。



本殿


狛犬

(境内の梵鐘)



た、寺が南宮神社から分離した際、鐘楼だけが境内の一角に残されたようです。
説明書きによると、現在の梵鐘は3代目で
初代は、福島正則が広島に持ち帰ろうとして、尾道沖で沈没
二代目は、ペリー来航の際、幕府の命により大砲に改鋳
以降、150年間、梵鐘の無い時代が続き
三代目の現在のものは、平成16年に京都の岩澤鋳造㈱で鋳造された
とありました。
歴史を知るのも楽しいですね。


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