ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

2月1日の午後。節分で賑わう「聖護院門跡」エリア。「須賀神社」の豆まきへ。

2025-02-03 | 祭事・神事・風習
「わ~今年も捕まっちゃった~」と、「聖護院門跡」の青鬼に掴まれているミモロ。

「キャ~」と言いながらも嬉しそう。そう、毎年、節分に会う仲よしの鬼さんなのです。

2月1日から、京都各所の神社や仏閣で行われる節分会。ミモロは、東山エリアを巡ります。

修験道の本山の「聖護院門跡」では、1日と2日にかけて、護摩供や豆まき、甘酒の接待など、厄除け開運の祈願が行われます。


「あ、ミモロちゃん~今年もお手伝いするんだって…」と、大人に混じり、福豆などを担当している男の子。

「うん、明日ね~今日は、ちょっと挨拶に来たの~」と。「がんばってね~」と励まされたミモロです。

境内で子供の泣き声…鬼を怖がる子供が怯えています。「やっぱり子供には、異形の鬼って、怖いよね~でも、本当はやさしいのにね~」と。小学生になると、鬼を怖がらなくなるよう。

また、青鬼に捕まったミモロ。「明日、お手伝いしてくれるんだって~よろしくね!」と頼まれます。「は、はい~がんばります!」とお返事。今年も青鬼は、「聖護院門跡」の執事長さんが自ら担っているのでした。「明日は、鬼じゃなくなるから…」と。そう、明日は、立派な修験者の姿に変わります。「よかった~鬼さんに会えて~」と思うミモロでした。

人気の鬼さんは、参拝者と一緒に撮影を次々に…。「まさか、執事長さんだとは思ってないよね~」と。ミモロも大好きなフレンドリーな執事長さんなのです。

「あ、もうすぐ豆まきが始まるんだ~」と、ミモロは、向かい側に位置する「須賀神社」へ。

ここでも、節分会が行われ、毎年、多くの参拝者が訪れます。

境内を進み、「今年も、お参りに来ました!」と神職の方々に挨拶。

「すごくいっぱいの人ですね~もう、豆キャッチできそうにないなぁ~」と言いながらも本殿の近くへ移動。

「ダメだ~なんにも見えない…」本殿の前は、それほど広い場所ではないため、そこには、身動きができないほどの人が…。
豆まきの時間になり、神事が行われますが、その様子は、全くミモロの場所からは見ることができませんでした。

戻ろうとしても、階段の下にも人がいっぱい。終わるまで、そこにいるしかないようです。
やがて豆まきが始まりましたが、豆が届くのは、前の方だけ。

ここで、豆をゲットするには、本殿がよく見える場所に、早めに陣取るしかないようです。

撒かれた福豆の中には、番号が書かれた紙が入っているものがあり、賞品が頂けるよう。
「それが福豆なんですね~」と、ゲットした方に見せて頂きました。


豆まきが終わり、人が境内から動き出し、ミモロもやっと神社の入口付近に到達。
そこにいらしたのは、この神社ならではの「懸想文」という良縁に恵まれ、着物などが増え、豊かになると言われるお札を授与する「懸想文売」です。
 
江戸時代、梅の枝を持ち、札を売り歩く姿は、春を告げる京都ならではの存在だったそう。その姿が町から消えて、昭和22年の頃に、復活されたそう。

ミモロが京都に暮らしてから10年以上。「懸想文売」さんは、ずっと同じ方がなさっていて、ミモロの顔も覚えてくださっているようです。

「聖護院門跡」と「須賀神社」の間の道は、京都を代表するお菓子の「八ッ橋」の店がある通り。毎年、「西尾八つ橋」が餅つきをして、きな粉餅と善哉の接待をしています。
 
仮設テントには、撞きたてのお餅を楽しみに訪れる人が列を作っています。
「あれ?以前は、無料のおもてなしだったけど…」と思うミモロ。今は、各200円になりました。


お餅が撞けるまで時間が掛かるということで、ミモロは、その向かい側の肉専門店 のデリ「MEAT136」へ。
「あ、恵方巻がある~」と、この時期だけのデリが…。


尚、節分に頂く恵方巻ですが、前日に食べることになったミモロ。「だって賞味期限、今日中だもん…」と。

「今年は、西南西が恵方だって~。こっちだよね~」というと、お肉がいっぱい詰まった恵方巻をパクリ。
かなりのボリュームのある肉ずくしの恵方巻でした。「美味しかった~」とお腹いっぱいに…。

さぁ、2月1日は、まだ、行くところが…

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修学院離宮のそばの「禅華院」での「大根炊き」へ。地元の大根で、新たな春への幸せを祈ります。

2025-02-02 | 祭事・神事・風習
「美味しそう…頂きま~す!」とミモロの前には、よく煮汁が滲みた大根が…。

2月1日の10時過ぎ。先日「写仏体験」をした修学院離宮のそばにある臨済宗大徳寺派の「禅華院」を訪れました。


「写仏体験」の時に、目にした「大根炊き」の知らせ。

しっかりミモロは覚えていて、「行きたい~!」と、その日、朝からしっかり寒さ対策をして、出掛けます。

 
節分は、明日にも関わらず、すでに鬼のお面をかぶって…。

「まだ、大根残ってるかな~」と、ちょっと心配しながら…本堂へ。

すでにそこには、地元の檀家の方々の姿が…。

「ミモロちゃん、いらっしゃい~」と、ご住職が笑顔で迎えてくださいました。

「あの~大根炊き、頂きに来ちゃいました~ミモロ、大根好きなんで~」と。食べ物のふるまいには、目がないミモロです。

「はい、まだありますよ~。あの~古いお札ありますか?」とご住職。この「大根炊き」では、古いお札などを竈でお焚き上げをしてくださるのです。「もう古いお札は、他に納めちゃいました~。だからミモロだけです」と。

「では、竈のところへどうぞ~」と。お寺の一角にある竈へ。

以前、ご住職がここに来る前まで、しばらく使われていなかった竈を修繕なさったそう。でも今では、立派に、元のように活躍しています。

「では~」と古いお札をお持ちになった檀家の方と一緒に竈の前へ。

そこで、お札を竈にくべると、ご住職の読経が始まります。守ってくださったお札への感謝…そして、新たな春から始まる1年の息災を祈ります。

「こっちのお釜が大根炊きですよ」

木蓋を開けると、湯気の立ち上るお釜の中に、味が滲みこんだ美味しそうな大根が…。

「あちらで、ゆっくりどうぞ~」と、境内に置かれた木の縁台で頂くことに。

「わ~柔らかくて、溶けるよう…お出しがしっかり滲みて美味しいね~」お箸で掴もうとすると崩れるほど、よく煮えています。

「すごく手間がかかってるんでじゃないですか?」と、この準備をなさったご住職の奥様に伺います。

「そうですね~3日間ほどかかってます」と。檀家さんの農家で育った大根。まずは皮むきをして、下茹で。そして味をしみ込ませるために、じっくり2日間ほど煮込むそう。一般的な大根炊きは、油揚げといっしょに炊かれていますが、ここでは大根だけ。それだけに、大根本来の甘味を実感。

大根炊きと共に頂いたのは、お札。

「立春大吉」は、謹賀新年と同じ意味で、邪気除け・招福のお札。そして「鎮防火燭」のお札は、火伏です。

「ミモロちゃん~」とやさしく抱っこしてくれたのは、お友達のお嬢様たち。

「あれ~鬼のお面被ってるの~?」と。「うん、節分だけしかかぶれないから…」と年に1度の姿です。
ミモロのファンで、ミモロの性格や悩みなど、いろいろ詳しくご存じで、他の檀家の方々にもミモロを紹介してくださいました。

境内の一角に鎮座なさる大きな石仏に参拝。長い歴史と地元の方々に深く崇敬されているお寺であることを物語るもの。


「お世話になりました~」と、お礼を言って、お寺をあとにするミモロです。


天気予報では、寒さも厳しいとのことでしたが、「思ったより温かくてよかった~。このまま1日、雨が降らないといいなぁ~」と。


節分の行事がいろいろな場所であるので、午後は、そちらへも…。
「京都の節分って忙しいんだよね~」と。さぁ、次はどこかな?

*「禅華院」京都市左京区修学院烏丸町20 ☎075-781-2609 通常非公開。参拝は事前に連絡を
尚、毎月行われる「写経・写仏体験」「大根炊き」には、時間中なら、予約なしに、どなたでも参加できます。


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京都旅、初めての19才のミツヒちゃんに案内する東山エリアのミモロおすすめの場所。

2025-02-01 | 体験

「さぁ、次行くよ~」と、この日、ミモロは、京都旅初めて…という親戚のミツヒちゃんとママに京都の東山を案内しています。

「平安神宮」、「京セラ美術館」の中まで見学して、岡崎エリアの説明を…。ランチの後は、「知恩院」へ。

白川から、「知恩院」へは、「黒門」から入ります。「ここ、知恩院なの?」と二人。

「そう、正面の門からだと、石段キツイから…こっちの方が歩きやすいの~」と、ミモロ。
なだらかな石段を上がりながら、「ここはね、お城みたいな石垣があるでしょ…」と、徳川家の京都の拠点のひとつだったことを歩きながら説明します。

「うわ~大きなお寺!!」と、最近、修復が終わり、耐震補強も、防火対策も強化された建物です。

「ここは、浄土宗の総本山だから、つまり本店ね…だから立派でしょ!」と、19才のミツヒちゃんにわかりやすくお話します。

本堂である「御影堂」に上がり、法然上人の御像に参拝。豪華な装飾がある内部に「う~凄いね~」と感激するミツヒちゃん。外に出ると、「ここに、忘れ傘があるんだよ~」と。「知恩院の七不思議」のひとつ屋根の軒に残る傘も指さします。

「こっち歩くよ」と、鴬張りの廊下を先導するミモロ。「どこ行くの…」と、ミモロの後に続くミツヒちゃん。

ミモロは、「阿弥陀堂」を案内して、そこから元の位置に戻りました。

「知恩院」のことを説明し、「三門」から出ることに…。「石段、急だから足元注意してね~」

「確かに、ここを上がるのは大変かも…」とミツヒちゃんのママ。「でもね~脇に歩きやすいスロープもあるんだ。でも、せっかくだから今日は、こっちね~」と石段をあえて選んだミモロです。

「フー面白かった~」と、石段を下りて来たミツヒちゃん。
「はい、ここで記念撮影ね!」

大きな三門の前でパチリ…

やはり正面から見上げる「三門」の姿も見ないとね…。

次は、円山公園を抜けて、途中、しだれ桜の解説をして、「八坂神社」へ。

本殿に参拝後は、南楼門から、下河原通へ。「ホントは、祇園も案内したいけど…」と思うミモロですが、すでに14時、「清水寺」に行くためには、遠回りはできません。

京都らしい風情漂う「石塀小路」をぬけて、「圓徳院」の「三面大黒天」へ。

「ミツヒちゃん、抹茶飲みたいって言ってたよね~。ここで飲む?」と、ミモロは、境内にある甘味処「乃あん」へ。
これから向かう「清水寺」の途中にも、たくさんのカフェや甘味処がありますが、おそらくとても混雑していると思ったミモロは、早めに休憩することに…。

「このお餅のセットにする」という二人。

「それ、花びら餅っていうんだよ~お正月の御菓子なの。だから1月中しか食べれないから、ギリギリだったね~」とミモロ。
ミモロは、抹茶のソフトクリームを頂きました。

「ミモロちゃん…久しぶり~」と顔を覚えていてくださったお店の方に見送られ、「またね~」と手を振ってお店を出ました。

「わ~ミモロちゃん、知り合いいろいろいるんだ~」とミツヒちゃん。「まぁね~京都も長いから…」と。

「高台寺」のそばの「ねねの道」を通り、「二寧坂」を経て、「清水寺」を目指します。
「高台寺」周辺を一通り説明して、今回は、立ち寄る時間はありません。


「うわ~やっぱり混んでる~」と。「清水寺」に近づくほどに、大勢の外国人観光客と修学旅行生で道はいっぱい。


「清水寺」に続く参道は、人の流れに乗るしかない状況。「迷子にならないようにね~しっかり付いてきて~」と声を掛け、ひたすら人の波に流されるミモロでした。参道の両側には、お土産物の店が軒をつられていますが、そこを見る余裕もありません。

やっと「清水寺」の受付に到着。

「ふ~大変だったね~」この日訪れた他の場所は、あまり混雑していなかったのに、さすが「清水寺」。観光客が集中している感じです。

現在、「京の冬の旅」でも、「随求堂」が公開されています。でも、この日は、そこに立ち寄る余裕はなく、別の機会に来ようと思うミモロでした。

「ここまで来ると、呼吸ができる~」と深呼吸するミモロ。

京都の町を一望する場所に到着できました。

修学旅行生に人気の「地主神社」は、現在修復工事中で参拝できません。


人を縫うように、本堂に参拝。清水の舞台から景色を眺め、その懸崖造りの構造がよく見える場所に移動します。

「ここが清水寺なんだ~京都に来たら、やっぱりここに来たかった」というミツヒちゃん。
「まぁ、そうだよね~」と、最近は、混雑を覚悟して、用事があるときしか近寄らないミモロです。

お浄めのお水を柄杓で汲む「音羽の滝」には、長蛇の列。

「お水触りたい?」とミツヒちゃんに尋ねます。「いい、やらない…」とお返事。「よかった~」と内心ホッとしたミモロ。

実は、とても広い敷地の「清水寺」。他に、見どころはいろいろあるのですが、さすがに今回はパス。
帰りは、人混みが多少少ない茶碗坂の方に出て、東大路通へ下ります。

「わ~もう16時…もうどこも行けない…」そう、京都のお寺の多くは、16時に閉門を迎えます。

「トイレ行きたい~」と思ったミモロ。でも、「清水寺」の中では、どこも列ができています。そこで、少し我慢して、東大路通にある「東山区役所」へ。ここのトイレは、観光客が利用できるのです。
「空いてるし、キレイなトイレだよね~」と、さすがよく知るミモロ。

「さぁ、まだお買い物してないから、新京極の方向に案内するね~」と。
風情ある宮川町の町並みを歩き、松原橋へ。

そこから、四条河原町へと、ミモロ得意のネコ歩きで、路地をアチコチ巡りながら案内。

無事に「高島屋」のデパ地下に到着。
そこから二人は、新京極へお買い物に行くことに…。
「じゃ、ここで…」とミモロの京都案内は終了。「ありがとう~楽しかった~バイバイ」と、ミツヒちゃんとママとお別れです。
ちょっと寂しいけど、また、いつか京都に来てくれるのを楽しみに…「ミツヒちゃん、京都好きになってくれたかなぁ~」と、それだけを望むミモロです。

*今回、「平安神宮」「京セラ美術館」「知恩院」「八坂神社」「清水寺」をポイントに東山エリアを歩きました。「え~そんなに歩いたの!それ東山フルコースじゃないの!」と京都に住むお友達に驚かれたコースです。どこも長時間、また詳しく説明できませんでしたが、初めての京都旅をする人には、まずは、ガイドブックに載っている場所を巡ることから…。
まぁ、親戚のミツヒちゃんとママなので、ミモロは、気を遣うこともなく、案内できたから、周れたコースかもしれません。



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京都を初めて訪れた親戚。京都旅の初心者が、まずは行きたい東山の見どころを、ミモロが案内します。

2025-01-31 | 京都
「もうすぐ着くかな?」とミモロは、京都東山の「京セラ美術館」の前へ

朝、10時に京都駅そばに宿泊している親戚と待ち合わせ。

開館前の美術館には、すでに入場者が列を作っていました。

「ミモロちゃん~おはようございます!今日はよろしくお願いします!」とこの日が初対面となるミツヒちゃんとそのママ。
長野県に住むママは、ミモロのママのいとこで、ミツヒちゃんはその娘さんです。「ミモロちゃんのことは、ブログで見て知ってますよ~ママからもお話聞いてるし~」と。「初めまして…今日は、ミモロがバッチリ案内するから、任せて!」と張り切るミモロです。

宿泊するホテルのある京都駅から、5番の市バスに乗って、やって来た二人。待ち合わせの場所として、わかりやすいところを選んだミモロです。「ここなら、乗り換えなしで来れるもんね~それに、人が少ないから、すぐに見つかるもん」と、考えて決めた待ち合わせ場所です。

ミツヒちゃんは、19才の東京の大学1年生。来月、オーストラリアへ語学研修で3週間行くというので、その前に日本の文化をもっと知りたいと、京都旅にやって来ました。「中学も高校も修学旅行がコロナのためなくなって、来る予定だった京都に来れなくなっちゃったの~」と。「え~そんなんだ~コロナの時期の学生さんって、結構、楽しい体験少なくなっちゃったんだね~」と、改めてコロナの影響の大きさを感じます。

憧れの京都旅…ミモロの会う前日には、嵐山方向へ行き、「龍安寺」「金閣寺」などに行って来たそう。この日は、ミモロがよく知る東山エリアを巡ります。

「では、さっそく案内するね~まずは、「平安神宮」ね~」と。

東山エリアで、訪れたい場所。「神社としての歴史は新しいけど、京都らしいお庭や平安時代の雰囲気あるから…」と。
本殿に参拝後、「神苑」へ。
「平安神宮」を訪れる観光客の中には、本殿だけで終わってしまう人がいますが、ここの魅力は、「神苑」にあります。
「平安京の建物を復元してるんだよ~ちょっとサイズは小さいけど…」と説明。

「こっちだよ~」と、馴れた足取りで、「神苑」を案内。

「今は、なんにもお花がないけど、春は紅枝垂れ桜が凄くキレイなの~」と庭の魅力を語ります。

「広いのね~」とミツヒちゃんのママ。「うん、まだ、これからだよ~」と、ドンドン歩くミモロです。

「ここの小川は、琵琶湖の水なの…見て~シジミがいっぱいいるでしょ!」と小川の中を覗きます。
「う!大きなシジミがいる~」と驚くミツヒちゃんのママ。

「ワ~ホントだ。初めて見た~」とミモロもビックリするほどの大きな貝。どうもシジミではないようですが…。それがいくつも。「これもしかしたら外来種の貝かも~」と冷静なミツヒちゃん。「うん、あり得るね~」とミモロ。
後で神社の方に伺いましたが、よくわからないそう…。

「鴨もいる~自然がいっぱいね~」と。「うん、この町の中に、自然があるのが京都の魅力なんだよ~」と誇らしげにいうミモロです。

「こっち~」と、池の周りの散策コースから外れて、池の飛び石へ。

ちょっとスリルがある体験も楽しいのも。

「ここが、撮影スポットのひとつ…東山が見えるし、屋根のある橋の「泰平閣」が見えるでしょ!」と。

「ホント、すごくキレイな景色!」と感激する二人…。「あの~ミモロちゃん、そんなところに立って大丈夫??気を付けてね~」と、柵の上に立つミモロを見てヒヤヒヤ。「こういう所に立つのミモロ得意なんだもん!」と。

ほとんど人がいない「神苑」。「京都って、今の時期空いてるんだ~よかった~」というミツヒちゃんのママ。
「うん、ここはね~」と。ミモロは、これから案内するほかの場所の状態をちょっと心配します。

観光客が喜ぶ場所の「泰平閣」。

池に渡る橋は、いつもは、大勢の観光客が座って景色を眺めますが、この日は、時間も早かったためか、人蔭もありません。
まさに独占状態…ここで、お決まりの記念撮影を…


「ね~ここの景色いいでしょ~平安時代みたいで~」と、「泰平閣」が最もよく見える場所へ。


「平安神宮」を案内して、次に向かうは、「京セラ美術館」。

今回は、京都の町歩きが第一目的なので、展示は見ずに、建物だけを案内します。

建築家のパパの影響で、建物には興味がある二人。熱心にアチコチ見ています。
「ここの装飾がスゴイ…石材がいい~」と、建物の細部も見学。

「あっちが、動物園で、その先が南禅寺…。そこは、また別の機会に行ってね~」とミモロは、大鳥居から三条通方向へ。

「ちょっと早いけど、お昼ご飯にしない?」とミモロ。「あの~何が食べたい?」とリクエストを求めます。

「う~にしんそばかな…」とミツヒちゃん。「案内したお店があるけど…これから行く方向とは逆だから…」とミモロの頭には、丸太町通りの北側「聖護院門跡」そばの「河道屋養老」が浮かびます。そこは京都旅に来るお友達を案内する場所のひとつ。

「天ぷら好き?」とミモロ。「うん、好き~」とミツヒちゃん。そこで…
琵琶湖疏水から分流する白川沿いに歩き、「東山駅」そばのてんぷらの「京とみ」へ。
 
ここのお友達をよく案内するお店です。幸いテーブル席に座れ、ミモロおすすめの天ぷら膳を頂きます。
「美味しい!軽い感じで食べやすい!だし巻き卵も絶品!」と大喜びの二人です。

「ミモロちゃんと一緒じゃないと、このお店入らないよね~スマホで見ても、どこのお店に行ったらいいかわからないもの」とミツヒちゃんのママ。スマホでお店を検索すると、観光客、特に外国人観光客に人気のお店が出てきて、「よくわからない」と思うことが多いと。「ここミモロ、よく来てるの~お店の方々にもお世話になってるんだ~」とミモロ。

次々にお客様が…「さぁ、次の場所へ行くよ~」とミモロ。

白川沿いに歩いて、細い住宅の間の道を抜けて、目指すは「知恩院」です。
その途中にある「得浄明院」に二人は、「あ、ここ善光寺の関係だって~!」といたく興味を示します。
境内に入って「ここでは、戒壇巡りができるんだよ~」とミモロがいうと、「わ~善光寺と同じだ~」と。そう二人は長野県に住んでいたので、そこにはお詣りしたことがあるのでした。「何に感激するのか…」案内する人によると、つくづく思うミモロです。

19才のミツヒちゃんにとって、まずはよくガイドブックで見る京都の名所を訪れることが最優先。そこの詳しい歴史などを語るより、見るポイントとスゴイ!と思う場所に案内するミモロ。
「今回の旅が京都を好きになってもらう第一歩になれば…」と。

「浄土宗の大本山の知恩院に行くよ」と、ミモロは、ドンドン歩きます。

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[第59回 京の冬の旅」。非公開文化財特別公開。3月18日まで。京の町中のいけばな発祥の地「六角堂」へ

2025-01-30 | 歴史・史跡
「今年も始まってますよ~」とミモロが、毎年楽しみにしている冬の非公開文化財特別公開「京の冬の旅」。

京都市内15カ所の寺院で、通常、拝見できない貴重な文化財が特別公開されています。

期間は、3月18日(火曜)で、公開受付時間は、10:00~16:00 一か所800円で拝観できます。

ミモロが、この日向かったのは、京都の町の中心部、烏丸六角にある「頂法寺」通称「六角堂」で、その位置は、「京都のへそ」と言われる、町のど真ん中にあります。

飛鳥時代に 用明天皇2年(587)に、聖徳太子が創建し、遣隋使として大陸に渡った小野妹子が初代住職になったと伝えられる京都で最も歴史ある寺院のひとつと言われます。

六角形で、屋根には、金色の宝珠が輝く独特な建物である本堂は、明治10年に再建されたもので、その中には、ご本尊の如意輪観世音菩薩像が祀られています。「ご本尊は、秘仏だから拝めないけど、今回は、特別に内陣に入れるから、おそばに行けるね~」とミモロは、いそいそと出かけたのです。


まずは、本堂へ。そこで参拝…。

六角の形をしているのは、仏教の教えである「六根清浄を願う」という祈りを込めた形から…

さぁ、内陣にも行きましょう。
「いつも頑張ってるね~ご苦労様~」とミモロは、お線香を備える香炉の鬼のそばへ。いっしょに重い炉を持ち上げます。


「京の冬の旅」の受付を済ませ、ガイドの方の指示に従い、本堂へと進みます。
秘仏の如意輪観音菩薩像は、小さな金色の厨子の中で、もちろん拝見できませんが、そのお厨子の姿を拝見できるのも、貴重。
お前立の「如意輪観音坐像」を、すぐそばで拝めるだけでも感激。

「ここの場所には、比叡山から親鸞さまが、毎晩通ったんでしょ」とミモロ。そう、浄土真宗の開祖である親鸞は若き日にここへ通い続けます。「スゴイよね~比叡山からここまで毎日歩いて往復したんだよ~」と、その情熱と体力にも驚くものが…

さて、今回の「京の冬の旅」で、ここは初公開。
いけばな発祥の地と言われ、現在も華道家元の池坊の拠点です。池坊のお家元は、代々、ここのご住職も兼務されています。

本堂のそばには、モダンな建物が…。池坊の活動の拠点である「いけばな資料館」などが。

「ここの中で寺宝も特別展示、拝見できるだって~」と、ガイドさんに促され、そちらへも向かいます。


「わ~キレイな建物だね~」とミモロはキョロキョロ。さまざまな場所にいけなばがあり、その場所に華やぎをもたらしています。
「ここの3階にエレベーターで上がるんだって~」と、ミモロは、広いエントランスホールを進んでいると…
「あれなんだろ???」と突然、エレベーターとは違う方向に走り出したミモロ。

なんとそこには、木々が立ち並ぶスペースが…よく見ると、そこには、小鳥が飛び交っています。
「白い文鳥かな??」とガラスのそばに行くミモロ。キンカチョウなど数種類の小鳥が、広々した空間を飛び回っているのです。

「あ、小鳥のお家だ~」と、枝に吊り下げられた小屋には、それぞれ小鳥の家族が住んでいるよう…
「ミモロが作った巣箱には、小鳥住んでない…やっぱり大きすぎるのかな???」と山里久多の山に置いた巣箱を思います。

空調の設備も万全、外敵もいなくて、餌も豊富なこの場所は、まさに楽園かも…。

ミモロは、しばらく鳥たちの観察を…
あの~ミモロ、3階に行って、貴重な宝物を拝見しましょう…と促します。「あ、そうだった~」とすっかり小鳥に心奪われていたミモロでした。

3階の特別展示スペースには、弘法大師作と言われる本尊を収納する厨子をはじめ、池坊の貴重な花図などを見ることができます。

「町の真ん中だから、これからお買い物に行くんでしょ…」とミモロ。そう「大丸」まですぐだからデパ地下へ。

ぜひ「京の冬の旅」で…

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