京都のお盆は、ご先祖さまの「お精霊迎え」から始まります。京都各所のお寺には、その地域の人たちが家族そろって、ご先祖さまをお迎えに参拝する姿が見られます。ミモロが今回訪れたのは、京都の北西に位置する真言宗智山派の「千本釈迦堂(大報恩寺)」です。

「ここでも六道まいりしてるんだ~」と、初めて訪れたミモロでした。このお寺の本堂は、国宝。安貞元年(1227)の建立で、京都市街地で現存する最古の木造建築です。重要文化財の仏像を多く、仏像ファンが多く訪れるお寺でもあります。

今年ミモロが「六道まいり」したのは、「六道珍皇寺」「六波羅蜜寺」「千本えんま堂(引接寺)」そして「千本えんま堂(大報恩寺)」で、いずれも真言宗の寺および、かつて真言宗のお寺です。
「昔、死んだ人を埋葬した場所の近くにあるお寺だよね~」とミモロ。そう「鳥辺野」「蓮台野」「化野」という葬地のいずれかのそばです。
ミモロがだれもいない境内を歩いていると、「どうぞ本堂に上がってお参りしてください~」とお寺の方に促されました。
「では…」とミモロは本堂へ。

「あれ?なんか紐がついてる~」と。実は、8月8日から16日の間、秘仏である御本尊の釈迦如来像の御開帳が行われ、この紐は、御本尊さまと繋がっているのです。
「え?これ迎え鐘にもなってるの?」「どうぞ、引っ張ってください~」

カ~ン「あれ?なんか音が違う…」と首をかしげるミモロ。「大きな鐘ではないので…」とお寺の方。
何度も紐引っ張っちゃダメよ。「うん…」と3回ほどしたミモロです。
もちろん、御本尊さまの前で深々と参拝。「どうぞコロナが早く収束して、みんなが心穏やかに過ごせますように~」今の願いはそれだけです。
本堂の縁および参道には、灯りがともる灯篭が並べられています。


「もっと遅い時間に来れば、きれいだったかも~」と、21時頃まで参拝できるそうです。

16日には、送り鐘を撞いて、ご先祖様のお精霊を送りますが、その日は「五山の送り火」で、京都では、町全体でお精霊送りをするのです。
「今年も、規模縮小で五山の送り火するんだって~」とちょっと残念。でも、山に灯される火の数は少なくても、その思いは同じです。
ミモロ、いろんなところで迎え鐘撞かなくてもいいのよ。そう、京都の人は、毎年一か所で迎え鐘を撞くのだそう。
ついいろいろな場所に行ってみたくなるミモロなのでした。
「お見送りは、五山の送り火でする~」と。マスクをしっかりして、16日は、どこからか拝見しましょうね。
<ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで