ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

職人さんの技から生まれるさまざまな竹工芸の品々。下準備こそ肝心なポイント

2022-06-24 | ものづくり

京都屈指の竹材店のひとつ「横山竹材店」を訪れているミモロ。
本社のそばにあるショップで、職人さんの技を見せていただくことに…。


ここは以前も伺いましたが、今回は、職人さんの技をそばで拝見できることに…。

艶やかな表面の孟宗竹の輪切り…。肉厚のしっかりとした竹です。

でも、多くの竹工芸で使うのは、竹の表面の皮の部分。
その薄い皮を竹から取ることから、竹工芸品づくりは始まります。

太い竹を鉈で裂くように、約5ミリくらいになるまで、何度も裂きます。


細くなった竹から、肉厚の内側の部分から、皮の部分をはいでゆくのです。


鋭い刃の鉈で手際よく進められる作業…「わ~手切らないか心配になっちゃう~」とそばで見ているミモロは、ちょっと緊張の面持ち。


やがて薄い竹の皮の部分が揃いました。

「う~紙みたいに薄い…柔軟性もあって、これで竹籠なんか編むのかな?」とミモロ。

「いいえ、まだ作業途中なんですよ~」と、素敵な職人さん。

そうここからがもうひと手間…それこそが日本の丁寧なモノづくりを示すもの。
つまり、裂いた薄い竹材は、脇の部分に細い竹の繊維が残り、そのままでは、指にそれが刺さってしまう危険も。なので、薄い竹材でも、その側面をなめらかにする、まるで面取り作業が行われるのです。

「わ~これバームクーヘンみたい…」とミモロが親しみをこめて見つめる切り株のような木材。

美味しい大好きなバームクーヘンを思い浮かべるミモロです。

さて、これは大切な作業台。
そこに、鋭い刃の小刀のような刃物を2つ突き刺します。

その幅と刃の角度を測りながら、慎重にセット。「何するんだろ?」とそばのミモロは興味津々。

するとそこに、切り取った薄い竹材を、2つの刃の間に通します。

「わ~すごい~!」とミモロは目を輝かせます。
つまり、この作業は、竹材の幅を一定にし、また側面の余分な繊維を取り去っているのです。
「すごい~誰が考えたんだろ?」とミモロ。職人さんの昔からの知恵と技…。効率よく同じサイズの竹材ができるのです。

そして最後に、仕上げとして、竹材の厚みを調整します。


「はい、これでコースターを編む準備ができましたよ~」と職人さん。


均一の竹材で編まれたコースター。2枚の竹材を併せて使用することで、強度なども生まれるそう。

つまり竹工芸づくりで、編みだすまでに、かなりの手間と時間が必要なのです。
「なんか織物と同じだね~機に経糸セットしたり、織り出すまでに相当の時間と手間がかかるもの…」とミモロ。

そう、ものづくりには、その準備が本当に大切。「これだけの手間がかかっていることを思うと、それなりの値段がするのも納得するね~」とミモロ。

一見、似たように見える海外で作られた大量生産品と、京都の職人さんたちが手間をかけて丁寧に作る品との違いは、使うほどに、時が経るごとに、味わいがでるか、壊れるかという大きな違いになるのです。

「気に入ったものを見つけて、大切に長く使いたい~!」という人も増えているのでは…。

大学でさまざまな工芸品づくりを体験し、その中で、一番心惹かれたのが竹工芸だったとおっしゃる職人さん。

そして竹工芸の世界に…。まだまだいろいろな技術を学んでいきたいと、目を輝かせます。

「このバスケット素敵!」と思わず中へ。

滑らかな竹の表面、そして内側もささくれなどはありません。そしてしっかりとしたフォルム。使うほどに、味わいが深まる品です。

「ここに来れば、良質の竹工芸品に出会えるね~東京のお友達にも教えてあげるんだ~」とミモロ。

旅が再開された今年の夏…京都旅にいらっしゃる方も大勢…京都にいらしたら、ぜひ日本が誇る伝統工芸の職人さんの技に触れて欲しいもの。良質の品々は、暮らし自体の質をアップさせます。


*「横山竹材店」の詳しい情報はホームページで


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