年の暮れの夕方、ミモロは、毎年お詣りに伺う「六波羅蜜寺」の重要無形民俗文化財「空也踊躍念仏」に参列した後、松原通を東大路通方向に歩いていました。
「あ、ここにこんなお店あったんだ~」
黒い色をベースにしたお店は、大きなガラス窓のところで、なにか作業をしています。
「なんだろ?」と興味津々のミモロ。
「あ、包丁研いでるんだ~」
そう、このお店は、今年、5月にオープンした研技包丁の「真刀(しんとう)」。店主である谷岡さんが厳選した包丁が種類豊富に揃っています。
「わ~いろんな包丁がある~」。料理の素材、切り方によって使い分ける日本包丁。その種類の多さは、世界一。繊細な日本料理には、欠かせないものです。
「ここにある包丁、とても好きて~」と包丁を見つめるミモロ。
はがね、カーボン、ハイカーボンなどの素材でできた包丁は、表面に美しい波紋を描くダマスカスという技法で作られたものや、槌目を施したものなど、ミモロがいままでイメージしていた日本包丁とちょっと異なるおしゃれな趣をもつものなどが並んでいます。
清水寺などに参拝する外国人観光客も多く訪れる松原通。この日も、17時すぎに、アメリカからいらした観光客が、お土産に、3本注文してゆきました。
「外国人の人に人気なんだ~」
また、周囲には、京料理店なども多く、そこの調理人さんたちも足しげく通うそう。
ご店主である谷岡さんは、長年錦市場にある「有次」で職人さんとして修業され、独立された方。その技術はすでに多くの常連客を増やしています。
店内に並ぶのは、最終の仕上げの研ぎが行われてないもの。注文されてから、1本約10分で仕上げます。
また、注文してもらった品には、お名前を彫り込んでもらえます。
外国人のお名前は、カタカナや漢字に変換。
その人だけの一生ものの包丁になります。
「あの~ミモロも日本包丁使ってるの~」「切れ味はいかがですか?」と谷岡さん。
「う~あんまり研いでないから、普通~」とミモロ。「料理は、包丁の切れ味で味が変わりますから、よく切れる包丁を使ってくださいね~」
庖丁の研ぎ料は、一般的な三徳包丁で1本1500円~だそう。
「今度、お願いします~」とミモロ。お正月料理には、間に合いませんが、近々、お願いしようと思うミモロです。
雪が舞い落ち始めた寒い京都。この日は、営業時間を過ぎても、お客様が訪れ、谷岡さんの作業は遅くまで続いていました。
*「真刀」の詳しい情報はホームページからどうぞ
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