「一度、体験したかったんだ~」とミモロは、ワクワクしながら四条大宮そばの「南座」へ向かいました。
ミモロが楽しみにしていたのは、「南座 秋の舞台体験ツアー」です。
毎年、舞台がない時に行われる企画で、歌舞伎劇場特有の「廻り舞台」「迫り」「奈落」「花道」などを体験できる人気のツアー。
今年の秋は、11月3日から17日まで、1日5回 各30人ほどの定員制で、所要時間は約30分、料金は1500円です。
何度か師走の恒例「顔見世」などでも来たことがあるミモロ。いつもは客席で過ごす場所ですが、このツアーでは舞台に乗ることができるのです。
「もうすぐ始まるね~」と、密にならないように配慮された指定席で、まずは全体を見回すミモロ。
ミモロが予約した14時なり、ツアーがスタート。「南座」を運営する松竹のスタッフの方々が、ツアーの注意事項などを説明します。
「皆さん、密にならないように、十分間隔をとって、進んでください。また、おしゃべりはできるだけ控えて、係の者の指示に従って、ツアーを楽しんでくださいね~」と。
まずは、花道から舞台へと上がります。
「わ~これが舞台からの景色なんだ~」と、初めて「南座」の舞台に立ったミモロは、感激。
「なんかすごく客席、近いね~。それに舞台それほど広くないんだ~。ここで迫力あるお芝居するの結構大変そう~」と、舞台に上がったからこその感想。
平成30年(2018)「南座」発祥400年に当たり、耐震補強改修工事などが行われ、客席も新しくなりました。
地下1階、地上3階建ての劇場で、椅子席1022席、さじき席60席の1082席のキャパを有します。
「ロームシアター京都」のメインホールの客席数は2005席ですから、その半分に近い大きさの劇場です。
「昔の「南座」の座席、すごく狭くて、着物で行くと大変だったよね~」とミモロ。新しくなって、以前よりは余裕の座席になりました。
「舞台からは、客席のお客様の顔もよく見えるんですよ~」と係の方。「わ~役者さんたちに見られてるんだ~」とビックリのミモロです。
「今は、舞台は秋の飾りです」と。「一足早く紅葉見物してる感じ…」と、ミモロの顔も紅葉の赤みを帯びて見えます。
舞台に上がった参加者は、順番に10人ほどのグループに分かれ、「廻り舞台」や「セリ」を体験します。
「その舞台装置考案したの、江戸時代の大阪で活躍した脚本家の並木正三さんだよね~」と、以前、訪れた大阪の「道頓堀ミュージアム並木座」で教わったミモロです。「大阪から京都に、その舞台機構が伝わったんだ~」
「では、廻り舞台が、今から動きますから、注意してください~。あ、そこの小さい方、大丈夫ですか?」と係の方に心配されたミモロです。
「わ~面白い~」と、嬉しそう。
次は、舞台から役者さんが上がったり、姿を消したりする「セリ」を体験。
ミモロは、前のグループの様子をそばで見つめます。
ガーガーと大きな音と共に、舞台の一部は、約2m上昇。そしてその前の部分も2.4mほど下がります。
今は電動ですが、昔は、人力で舞台の上げ下げをしていた時代も…。
いよいよミモロの番に…まずは上へと動きます。
「わ~すごい~」とちょっと興奮。
そこから下を覗くと、結構の高さを感じます。ミモロ、落ちないように…しっかり体を抑えて…
次は、奈落と言われる舞台下へ…
ミモロの姿は、舞台から消えてゆきます。そこから上を見上げると…
舞台上の係の人の姿が…
歌舞伎の早変わりなどでは、奈落の部分で衣装を整え、再び舞台に登場。舞台下は、それなりの広さがあります。
「はい、上に動きますよ…」と係の方の声で、「セリ」は再び舞台の高さに戻ります。
「わ~面白かった~」とミモロ。「でも、この舞台思ったより狭い感じだから、ここに大道具置くと、役者さんが動く場所って、結構狭いんだ~たくさんの役者さんが大きな衣装で動くのってホント大変だね~」と。
さぁ、まだ「南座 秋の舞台体験ツアー」は続きます。
*「南座 秋の舞台体験ツアー」の詳しい情報はホームページで
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