京都の秋を巡っているミモロ。「そうだ~久しぶりに行ってみよう~」と出かけたのは、「梨木神社」から西に向かった「京都御所」です。
周囲4キロの「京都御苑」の北西に位置し、まずは、御苑の中をひたすら歩きます。
環境庁が管理する「京都御苑」。そこには、自然がいっぱい。彼岸花が、いろいろな場所で鮮やかな花を見せています。
「あ、ここにも萩の花があるよ~」
ミモロは、林の中を走るのが大好き。「キャ~キャ~」と声を出しながら楽しそう…
なにしてるの?「あのね。サッカーのパスの練習~」と松ぼっくりをボールにして蹴っては、前に進みます。
丸くない松ぼっくり、思ったような場所に行かないのも面白さかも…。「京都御苑」の自然もここを訪れる楽しみで、秋が深まると紅葉なども楽しめます。
そうこうしているうちに、「京都御所」の西側に到着。
「京都御苑」内は、歩くか自分の自転車以外、移動手段はありません。なので、時間のゆとりをもって訪れたいもの。
「京都御所」の参観受付は、西の「清所門」です。年間を通じ、予約なしで無料で参観できます。
待つこともないので、時間が有効に使えます。
荷物チェックを受けて、中へ進みます。
平城京から平安京に移ったのは、延暦13年(794)のこと。当時の平安京の内裏は、今の場所より、西にありました。火災により内裏は移動し、元弘元年(1331)から明治2年(1869)までの約500年、ここが天皇のお住まいに…。
この場所に移ってからも、何度も火災に…。「昔の京都って、本当に火事多いんだよね~」とミモロ。落雷や火の不始末など、木造の建物は、あっという間に焼失し、何度も再建されることに…。そのため、京都にある歴史的木造建築のほとんどは江戸時代のものなのです。
「御車寄」の前を過ぎて、御所の南門の「建礼門」方向に進みます。そこから紫宸殿を拝見。
「紫宸殿」は、御所内で、最も格式が高い正殿。即位の礼など、歴代天皇の即位の礼などが執り行われます。
建物は、安政2年(1868)の造営。平安時代の建築様式で建てられています。「ここで、五箇条の御誓文発布したんだって~」とミモロ。
ミモロが「京都御苑」や「京都御所」などが好きなのは、まず広々としていること。
「さすが宮内庁…管理が行き届いて、すごく清々しい~」と東の門「建春門」の前で…
「ここね、雪の時に来ると、なんかゲレンデみたいなんだよ~雪だるま作りたいけど、それはダメだって…」とミモロ。
「京都御所」の内部を見ることはできませんが、そこに収められている調度品などは写真で見ることができます。
即位の礼で用いられる天皇の「高御座」と皇后の「御帳台」。
建物だけでなくお庭も立派!
自然の景色を写した「御池庭」。
「あの子、ここに住んでるのかな?いいね~」とのんびり過ごす鷺…。
南北約450m 東西約250mで、面積約11万㎡の「京都御所」。ゆっくりめぐると1時間以上は欲しいところ。
「ここに来るときは、歩きやすい靴で、かなり歩くことを覚悟で来ないとね…」
最後に売店へ。「ここだけでしか買えないものもあるんだよ~」
京都を訪れたら、いつか1度は参観したい場所です。
詳しくは「宮内庁参観案内」のホームページで。参観可能日や時間などが明記されています。
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