4月15日の午後、ミモロは、京都の町中、三条室町エリアに出かけました。「もうすぐ始まるね~」とミモロが見つめるのは…。
この日、オープニングセレモニーを迎える「細辻伊兵衛美術館」です。
日本最古の綿布商として400年あまり続く「永楽堂」。その当主細辻伊兵衛の名に由来する、手ぬぐいの歴史を物語るとともに、それぞれの時代に作られた手ぬぐいのデザインを通し、時代的背景や文化などが学べる美術館なのです。
さて、呉服商や布製品の店などが集まる室町通にある社屋を改装して誕生した美術館。そのオープニングセレモニーが始まりました。
現代の当主14代細辻伊兵衛さんを館長に、名誉館長に就任された「淡交社」の納屋社長、京都市の門川市長、設計などを手掛けた方々による開館のご挨拶などが…。
オープニングセレモニーで、ここならではのテープカットにミモロをはじめ、参列者は息をのみます。
「なんだろ?あの赤い布…」
さすが老舗の手ぬぐいのお店…テープではなく、真っ赤な長い手ぬぐいが登場しました。
それを、勢いよく切り裂きます。
そもそも麻布などを勢いよく切り裂くことは、厄を払う意味もある神事でもあります。
「そう、神社の祓いで見たことある…」とミモロ。それにちなんだものだと思われます。
いよいよ館内へ進みます。
さて一般の入館者は、受付で1000円で「手ぬぐいチケット」を購入。
これを入るときに、先ほどの赤い手ぬぐいのように一部を裂いてもらいます。
「ビリビリ・・・・」カットされたら、エントリーが完了です。
普通美術館や博物館では、カットされたチケットは、その後ゴミになりますが、チケット自体が手ぬぐいになっているので、残った部分は、もちろん手ぬぐいとして活用できます。
オリジナルの手ぬぐいチケットは、SDGsの取り組みのひとつ。
切り裂いた細い部分は…「きっとハタキになるんじゃないの?」と勝手に想像するミモロでした。
販売されてない手ぬぐいのデザインなので、入館者だけのもの。型友禅の技法で染められた品です。
展示スペースは、1階、2階にあり、江戸時代から現代にいたるまでの作品などが展示。また14代続く老舗の歴史がよくわかる展示なども続きます。
「いろんなデザインがある~」とミモロは興味津々で展示を見て回ります。
それぞれの時代が、ユーモアと風刺をきかせてデザインされた手ぬぐい。
日本画家などの作品も多く、立派な芸術作品でも…。
手ぬぐいの魅力を、より多くの人に使える美術館の誕生です。
*「細辻伊兵衛美術館」の詳しい情報はホームページで
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