始めてみた花ですが、大変美しい花でした。牛久自然観察の森の管理棟の近くで咲いていました。茎にある節が草丈(50~70cm程度)にしては太くて黒紫色をしていることからこの名前が付いているようです。花は美しい朱色で、薄暗い林の下ではびっくりするほど綺麗です。この花も秋の到来を告げる花といわれています。学名は「Lychnis miqueliana」で、ナデシコ科センノウ属の多年草です。写真は8月12日に牛久自然観察の森で撮影しました。
名前が良くない花ですね。つる性の植物で、あちこちの植物に巻き付いて花を咲かせています。学名は「Paederia scandens」で、アカネ科ヘクソカズラ属の蔓性多年草です。別名はいろいろ地方によって多彩のようですが、サオトメバナ(早乙女花)とかヤイトバナ(灸花)とも呼ばれるようです。確かに「屁糞」と言う名前は如何に悪臭を放つ草とは言え可愛そうな気がします。花そのものは可愛いですが、雑草ですから草むしりをすると大変嫌な臭いがします。写真は近所の林の木に巻きついているものを8月12日に撮影しました。
ごく小さな花で牛久自然観察の森で咲いていましたが、つい見逃してしまいそうな花です。北海道から九州地域にわたって林の中の道端に生えています。学名は「Circaea mollis」で、アカバナ科ミズタマソウ属の多年草です。写真で判別できるでしょうか、小さな花ですが、しっかり花弁が2枚開いています。5mm程度の可憐な花で、色は白や淡紅色などがあるようです。写真は8月12日に撮影しました。この花が咲き始めると秋が近いと言うことでした。野に咲く野草にもほんとうに美しいものが多いですね。