季節の花

季節の花などを掲載しています。写真はクリックして拡大して見てください。
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タカノツメ(鷹の爪)(野菜)

2007-08-29 20:34:45 | 趣味・季節の花
夏の終わりごろになると、畑に鮮やかな紅色をしたタカノツメが綺麗に見えます。道端の畑で農作業をされていたご婦人に聞くと「鷹の爪」ですよと教えていただきました。花は小さい白色の花ですが、実が鮮やかに紅色に色づくので目を奪われてしまいます。最近有名なカプサイシンを多く含むピリカラの料理に使われますから、食卓では皆さんご存知のものですね。中央アメリカが原産と言われ、学名は「Capsicum annuum」で、ナス科、トウガラシ属の一年草です。花はあまり知られていないと思い掲載しました。直径がほんの1cm程度の可憐な花です。実ははじめ緑色をしていますが、熟すにしたがって真紅に変化します。紅色の実は上に伸びているのが特徴です。収穫期は早いところでは7月頃から、9月から10月頃に殆ど収穫され、産地直売所辺りで売られています。トウガラシにはいろいろの品種があり、その中でも辛いものの一つが鷹の爪と言われるものですね。ピーマンやシシトウなどは甘いトウガラシに分類されるようです。写真は8月27日に撮影しました。
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ヤブガラシ(藪枯らし)

2007-08-29 18:46:19 | 趣味・季節の花
夏の終わりごろにあちこちの藪の木や草に巻き付いて咲いています。この花は虫媒花で、スズメバチが集まる花で知られていると説明板に記述されていました。スズメバチだけではなくアシナガバチやミツバチも寄って来るようですが、スズメバチが目だつのでしょうね。学名は「Cayratia japonica」で、ブドウ科、ヤブガラシ属の多年草です。写真のように小さな花が集まって比較的平板な花序をしています。花弁は珍しい淡緑色で、その中にある蜜が溜まっている花盤といわれる部分がオレンジ色に見えます。花盤の周囲に4本の雄べがあり、中心に小さな雌べがありますが、ほんの数ミリ程度の花ですから写真で見えますでしょうか?花が終わると実がなり、晩秋には黒っぽいぶどう状の実が観察できると書かれています。この草は藪を枯らすくらいに繁茂しますから、迷惑な草として嫌がられますが、根茎が伸びて繁殖するため、根絶させるには苦労するようです。
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ツリガネニンジン

2007-08-29 18:21:02 | 趣味・季節の花
牛久自然観察の森で咲いています。薄紫色の可憐な釣鐘のような花です。日当たりの良い平地から高山までの広範囲にわたって分布すると説明板に書かれていました。草丈は30cm~80cm程度でしょうか、茎の先端部辺りに円錐花序をつけて釣鐘状の小さな花が下向きにぶら下がっています。花柱は花弁から突き出しています。葉は茎の根元にあるようですが、花が咲く頃には枯れて落ちてしまうと記述されています。草を夏に刈り取られると直ぐに葉が出て生き残るように頑張るそうです。学名は「Adenophora triphylla var. japonica」で、キキョウ科、ツリガネニンジン属の多年草です。根は比較的大きくて養分が貯蔵されています。根を乾燥させたものを沙参(シャジン)と呼び、咳・痰に対して薬効がある生薬として使用されるようです。花は場所によって異なりますが、8月から10月頃まで咲いています。小さな花ですから、つい見過ごしてしまいますので、説明板を探してじっくり観察してみてください。写真は8月25日に撮影しました。
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