花の時期に撮影できませんでしたが、実がなっていましたので、前掲のムベと比較してご覧下さい。4~5月頃に黒紫色の小さな花が咲くようですが、今年は撮影できませんでした。ムベの木の隣に植栽されていましたので、来年挑戦します。北海道から九州及び中国などに分布しています。学名は「Akebia trifoliata」で、アケビ科、アケビ属の落葉性蔓植物です。ムベは常緑性の蔓植物ですから、ここでも区別できます。アケビは小葉が5枚あるのに対してミツバアケビは3枚あり、名前の由来になっています。秋になると赤紫の果肉が割れて甘い実と黒い種が見え、小鳥の大切な餌になります。秋に小鳥が食べるよりも先に完熟した実の撮影ができるのか心配ですが、挑戦してみます。写真は8月1日に牛久自然観察の森で撮影しました。
秋を感じさせるのが、いろいろな植物の実ですね。以前花については書きましたが、ムベの実が牛久自然観察の森でなっていました。まだ青い果実ですが、秋が深まるとともに赤紫色に色づいてきます。残暑が厳しいこの時期に果実を見て秋風を感じてください。アケビ科ムベ属ですから、アケビの実に似ています。写真は8月1日に牛久自然観察の森で撮影しました。
牛久自然観察の森の林の中の道端に咲いていました。毛糸状に伸びた穂状花序に無数のイソギンチャクのような花が付いています。薄暗い林の中で時折木漏れ日が当たると白く光って見えます。北海道から九州の日本や中国に分布しているとされ、我が国では里山や林縁、河原などで何処にでも見られます。学名は「Boehmeria longispica」で、イラクサ科、カラムシ属の多年草です。イラクサ科のアカソ、ヤブマオ、カラムシなどは、古代には、その麻のような繊維を利用して服にされたと言われています。根などに薬効があるとされています。もともと雑草ではなく人間とのかかわりの多い植物なんですね。
真夏の花の定番の一つがこの「キョウチクトウ」です。各家庭の庭や、公園、街路樹などとして植栽されています。インド・中国が原産で、学名は「Nerium indicum」、キョウチクトウ科、キョウチクトウ属の常緑低木です。和名は中国で使用されている「夾竹桃」をそのまま使用していると言われます。細部は以前に赤花のキョウチクトウを掲載していますので、参照してください。写真はつくば市内の街路に咲いていたものを8月15日に撮影しました。暑い真夏に真っ白な花を見ると涼しさを感じます。花の色は、ピンクや赤などもありますが、純白の花もいいですね。