風なく、穏やかな土曜日。
3週連続の土曜日の午後の仕事。
しかも、今回は、賃金が発生するデータ入力業務で、本当に、久々の仕事。
午後から4時間、お願いしますってことで、相方の会社で、先週同様、書類の作成。
来月の中頃、この社屋を明け渡すことになったらしい。
買収先の新会社へ移籍するひと、このまま退職をするひと・・・さまざまな岐路に立たされているひと達の中で、相方は、売却しなかった分の仕事を引き継ぐことに成り、本来の業務となる機械設計から、総務・営業・派遣の3部門をひとりで背負うことになった。
他の役職連中は、会社を離れるらしい。
残るモノの方が苦しい。
また茨の道を選んでしまった相方であった。
思えば、前回も、利益を生む部門の責任者が、利益を生む人材を根こそぎ、他の会社へ持って、移籍してしまった・・・その後処理のために、相方は、現在の設計部門に移ったが、志半ばで、コレまで築き上げて、やっと増益の兆しが見えてきた時に、今度は、その事業を売却するというオーナーの決定。
売却しなかった(出来なかった)部門は、存続するが、どうせ、債務超過(あと半年後、その存在さえ危ういらしい)。
そんななかでの、事業の再建。
能天気な経営者親子。
やっていけるのだろうか・・・?
そんな中での、私の仕事の発生。
今回は、相方のポケットマネーで、私が時間で雇われた。
久々に、賃金の発生する本当の仕事である(たった4時間だけれど)。
仕事があるということは、嬉しいことであった。
やはり、ひとは、何かしら、仕事というものをもっていないと安心できないらしい。