友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

ご難続き

2009年11月08日 22時19分08秒 | Weblog
 ご難続きの時はこんなものである。5日の夜、ひとりで日本シリーズを見ていて、やけに寒いと思った。窓は閉めてあるのに身体が寒くてガクガクする。そういう時は酒を飲むのが一番と言う友人の口癖に従って、日本酒を飲みながらテレビ観戦していて、いつの間にか眠ってしまった。その夜はフトンを被って寝ていたのに、なぜなのか分らないが寒くて仕方なかった。翌朝、目が覚めた時からクシャミと鼻水に悩まされた。この時、鼻をかみすぎたのか、鼻の周りが赤くなっていた。この日は私がひとりで4ヶ月の孫の面倒をみなくてはならなかったので、その緊張からか、クシャミも鼻水も出なかったので、すっかり忘れてしまった。

 7日の朝、鏡を見ると、鼻の周りが赤くなっている。よく見ると、吹き出物が形成されようとしている。体調不良というか体力が落ちている時になるヘルペスである。8日の今日はもっとはっきり分るほど鼻の右下にブツブツが現れてきている。ところが今日は、4日に水が出なかった半田市のお宅に出かけて、再度の井戸掘りを行なう日である。今日掘った2箇所目は、初めのところよりも深く掘り進むことが出来たけれど、やはり水は出ない。赤い粘土の層に当たっているようなので、これを突破できれば水脈に辿り着けそうなのだが、この粘土層が突破できない。

 メンバーの中では私が一番歳が若いから、「おい、若いのから力を出せ」とハッパをかけられる。両の手のひらも両の肘も痛い。クタクタである。おまけに鉄管に頭をぶつけ瘤まで出来た。リーダーが言う。「おい、どこかでスカッと出来る井戸掘りをやらんとたまらんぜ」。その通りだ。このところ、掘るところ掘るところでうまくいかない。先輩が「精進落としをせんとダメだ」と言うので、1泊で忘年会は計画した。しかし、飲むだけであれば、愚痴の言い合いで終わってしまう。それでは気持ちがスッキリしない。見事に成功した井戸掘りをやらないとストレスが溜まって仕方ないというのはよくわかる。

 「愛しているから、分かれなくてはならない」。そういうこともあるけれど、愛しているからこそ、思いが成就しないとますます落ち込むことになる。井戸掘りを愛しているとは思わなかったけれど、やってみるうちになかなか奥が深いと分った。奥の深い難しいものだと分ると、やっていることがいとおしくなる。もう少し、こうやってみたらどうなのか、ああやったらダメなのか、そんな思索が生まれてくる。なんとかしてモノに出来なければ、やっていることが恥ずかしくなる。

 それでも、どうにもならないことは必ずある。どんなに努力してもかなわないことはある。どうやってそれを自分に納得させるかである。NPO「おたすけ」のメンバーはしつこい性格なのか、諦めるよりも「まだ手はあるのではないか」と考えている。
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