民主党が政権をとって、今日で68日目だそうだ。そんなまだ出来たての政権に多くを期待する方が間違っているのかもしれない。それでも国民の多くから民主党に寄せる期待は大きいと思う。新聞報道によると、かなり民主党は揺らいでいる感がある。私は大いに揺らいだ方がいいと思っているけれど、国民の多くはそんな民主党に危機を感じているようだ。
私は小沢一郎氏に会ったこともなければ、小沢氏が書いた本も読んでいないので、彼を批判することも評価することもできないが、もし仮に報道されているように、国会運営が全て小沢氏の指示で行なわれているとしたなら、民主党の先は無いなと思う。共産党や公明党なら上の決定に下が従うのは当たり前のことなのだろうけれど、烏合の衆である民主党がたった一人の考えに全ての人が従うことなどあり得ないと思っていた。それが事実なら、民主党に期待することは間違っていると思う。
土曜日の朝日新聞のbe版に山田厚史記者の執筆による「民主党の政策はどこへ」という記事が載っていた。山田記者の視点は「貧しい家庭も金持ちも、等しく政府が最低保証する“ユニバーサリズム”の考えだ。(略)すべての人が対象となるユニバーサリズムは新自由主義に対抗する理念として注目されている」ところにある。「ユニバーサリズムは、子育て、教育、医療、介護、年金といった暮らしの安心にかかわる分野で、基礎的なサービスを政府が保証する。失業・犯罪など社会不安は財政や生活費を膨張させる。“支え合い人を孤立させない社会”が結果的に社会コストが少なくてすむという考えだ」。
民主党が一律支給にこだわるのは、「負担だけ負わされる金持ち層は不満が残り、給付を受ける側も二級市民に見なされる」からだと解説している。そこで、課題はやはり財源だそうだ。そもそも収入がないのに、収入の2倍の予算を計上することは異常ではないのだろうか。確かに国は国債の発行という手があるが、収入と同額の国債を発行し続けて、本当にこれでよいとは思えない。こんな風になぜ借金を続けていくことはできることなのか、経済が分らない私には理解できない。
民主党が事業仕分けで予算をいくら削減できるのか、見ている限り限度がある。そうなれば当然、不足分は国債でまかなうことになる。これでは自民党の政治と同じではないのか。余分な事業は確かにある。官僚たちの天下り先などは無報酬で働いてもらってもいいはずだ。そんな風に国民の血と汗である税金をいとも簡単に使ってもらったのでは、収める方は堪ったものではない。
名古屋市長の河村さんが怒っているのも、市民の税金が余りにも軽々しく使われてしまっているからだ。名古屋市議会の議員は年間2,350万円を受け取っている。普通の市民の収入は年簡300万円か400万円というのに、余りにも多すぎないだろうか。税金の使い道を決める議会の議員たちが、自分たちにばかり都合のよいことを優先していたのでは市民は絶対に納得しないだろう。
名古屋市の動きが今後の日本を決定するのだろうか。
私は小沢一郎氏に会ったこともなければ、小沢氏が書いた本も読んでいないので、彼を批判することも評価することもできないが、もし仮に報道されているように、国会運営が全て小沢氏の指示で行なわれているとしたなら、民主党の先は無いなと思う。共産党や公明党なら上の決定に下が従うのは当たり前のことなのだろうけれど、烏合の衆である民主党がたった一人の考えに全ての人が従うことなどあり得ないと思っていた。それが事実なら、民主党に期待することは間違っていると思う。
土曜日の朝日新聞のbe版に山田厚史記者の執筆による「民主党の政策はどこへ」という記事が載っていた。山田記者の視点は「貧しい家庭も金持ちも、等しく政府が最低保証する“ユニバーサリズム”の考えだ。(略)すべての人が対象となるユニバーサリズムは新自由主義に対抗する理念として注目されている」ところにある。「ユニバーサリズムは、子育て、教育、医療、介護、年金といった暮らしの安心にかかわる分野で、基礎的なサービスを政府が保証する。失業・犯罪など社会不安は財政や生活費を膨張させる。“支え合い人を孤立させない社会”が結果的に社会コストが少なくてすむという考えだ」。
民主党が一律支給にこだわるのは、「負担だけ負わされる金持ち層は不満が残り、給付を受ける側も二級市民に見なされる」からだと解説している。そこで、課題はやはり財源だそうだ。そもそも収入がないのに、収入の2倍の予算を計上することは異常ではないのだろうか。確かに国は国債の発行という手があるが、収入と同額の国債を発行し続けて、本当にこれでよいとは思えない。こんな風になぜ借金を続けていくことはできることなのか、経済が分らない私には理解できない。
民主党が事業仕分けで予算をいくら削減できるのか、見ている限り限度がある。そうなれば当然、不足分は国債でまかなうことになる。これでは自民党の政治と同じではないのか。余分な事業は確かにある。官僚たちの天下り先などは無報酬で働いてもらってもいいはずだ。そんな風に国民の血と汗である税金をいとも簡単に使ってもらったのでは、収める方は堪ったものではない。
名古屋市長の河村さんが怒っているのも、市民の税金が余りにも軽々しく使われてしまっているからだ。名古屋市議会の議員は年間2,350万円を受け取っている。普通の市民の収入は年簡300万円か400万円というのに、余りにも多すぎないだろうか。税金の使い道を決める議会の議員たちが、自分たちにばかり都合のよいことを優先していたのでは市民は絶対に納得しないだろう。
名古屋市の動きが今後の日本を決定するのだろうか。