友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

宇宙は膨張しているって?

2011年01月15日 17時34分07秒 | Weblog
 「宇宙は膨張しているって?」と聞かれても、「ああ、そうみたい」としか答えられない。宇宙って何だろう、どうやって出来たのだろうと子どもの頃は思ったものだ。丁度、ロケットが開発され、宇宙工学などという言葉も耳にするようになった。始めて宇宙から地球を見たのは、「地球は青くきれい」と言ったソ連のガガーリン少佐(?)だった。その後、アメリカの宇宙船が月に着陸し、宇宙時代が本格化したように思ったものだ。米ソによる宇宙開発競争は結局、軍事的な優位をどちらが握るかであったから、ソ連が崩壊した今日では宇宙観光に変わろうとしている。

 宇宙船基地の建設も続けられているけれど、何のためなのだろう。そのための予算は減っているそうだからメリットは大きくないということだ。ノアの箱舟のように、この地球に住めなくなった人類は宇宙へと旅立つのだろうか。科学者によれば、地球の位置する銀河系が宇宙では一番安定しているらしい。それでもこの宇宙のどこかに、地球と同じような星が存在しないとは言い切れないそうだ。それはまた逆に、第2の地球などありはしないということでもある。人類が誕生してわずかの間に、見上げていた宇宙へ住処を移そうと考えるのだから、人間は本当にたいしたものだ。

 宇宙が膨張しているというのはどういうことなのだろう。計算してみたらもっともっと広いということなのだろうか。そんな広い大きな宇宙から地球の人々を眺めたなら、まるでアリが縄張り争いや食糧の分捕り合戦をしているように見えるのだろうか。ましてや個人の、今日は疲れたとか、あいつのせいでえらい目に遭ったとか、愛してくれないとか、憎いとか、そんな感情にまつわる行為などはどんな風に見えるのだろう。今の人間の力では、生まれてきた者は必ず死んでいく。立派なことを行なった人もそうでない人も等しく死を迎える。これほどハッキリとした平等はないけれど、でも、医学の進歩は不死を可能にしそうだ。しかしそうなると、果たして平等に不死を実現できるのだろうか。

 もし、この世界を創った方がいるのだとしたら、その行き着く先はどう考えられているのだろう。科学者はいつかブラックホールに飲み込まれるとか、ビッグバンがやってくるとか、計算しているようだけれど、実際のところどうなるなんて誰も分からないのではないだろうか。いや、分からないことを分かろうとしてきたのが人間の歴史であるから、いつか人間は何かを見出すかも知れない。きっとそうなるだろう。

 スーパーに買い物に行ったら選挙でお世話になった人に出会った。「引退なんて早すぎますよ。もう一度何かやってください」と言う。ありがたい言葉だけれど、私は今年の誕生日で67歳になる。若い人たちに任せて、邪魔をしないように生きていくべきと思う。年寄りは年寄り同士、気心の分かった友だちと馬鹿話をしながら、美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲み、少しでも早めにこの世にバイバイしなくてはと思ってはいるけれど、どうなるのだろう。
コメント (1)
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